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ファッションとなりたい自分②

こうして、ファッションに対して私は拗ねてしまった。

社会人になった頃にはZARAなどの海外ファストファションブランドがどんどん入ってきて、学生だったころよりは、選択肢がぐっと増えた。
でも、やっぱり耐久宝探しゲーム感が拭えず、着る物を用意することをちょっとした試練のように感じていた。

ZARAとUNIQLOになければしょうがないか。
百貨店の服はどうせ小さいだろうし…探すの面倒だな。
大きいサイズの靴はマルイになければしょうがない、スニーカー履こう。

なりたい自分になるファッションは、この範囲から探し出すものになっていた。

何を買おう、どうしよっかなぁー。
年末くらいからうだうだ考えていた時間の中での1番大きな気付き、
それは、私が思考停止している間に日本のファッション事情は変わっていたし、世界基準でみたら私のサイズの服と靴は当たり前にあるということ。

日本でもユニセックスのブランドがぐっと増えた。別にレディースに拘らなくたって、メンズを着こなしたっていい。
まぁZARAとUNIQLOに比べたら値段は高いけど、海外のブランドには、当たり前に私のサイズの可愛い靴がある。

拗ねて、自分から見よう、探そうとしていなかっただけで、なりたいオンナに近づくためのファッション、方法は、実は私の周りに溢れていた。

それに気付けたのは、周りの方からいただいた言葉が大きい。

「背が高いって、普通の日本人には着こなせない海外ブランドを着こなせるってことですよね?」

「174㌢?日本じゃ目立つかもだけど、そんなの世界じゃ標準だよ」

思春期にはたぶん受け取ることすらできなかった言葉たちが、今の私にはヤケに刺さった。

服を探すと、悲しい思いをすることが多いから、と自分を守るために出来るだけ打率が高い範囲(ZARA、UNIQLOなど)で服を探そうとしていたことが、実は自分の思考を停止させ、なりたい自分になるという思想と行動を奪っていたなんて…恐ろしさ、この上なし。。。

加えて、痩せられない私はなんてダメな人間なんだ!海外ブランドの10万円以上する靴を買うなんて!親もこんな高いもの買ったことないのに!いろんなバイアスをかけて、人生を自分で曇らせていたんだなぁ。。。

そりゃ、痩せたほうがいいだろうが、自分の体を小さくすることだけが着れる服を増やす方法ではなかった。
そもそも誰かにそれ買っちゃだめって言われたことなんてない…笑
おーい!と自分に全力で突っ込みを入れながら、それを長らくやってきたかと思うと、我ながら不器用さが愛しかったりもする笑

よし!まだ人生間に合うぞ!
これから思いっきりファッションを楽しもう!
なりたいオンナ像のイメージをもっと具体的に描こう!

まずは手始めに、PRADAのローファーをゲットするところから始める所存でございます🧡

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