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舞台から落ちて骨折入院しても最高のことが起こってる②

12月6日(月)
脳の検査。その帰りに大部屋が空いたので午後から移動をと言われる。けれど。トイレにもひとりで行けない状況に落ち込み、引き続きこの個室でお願いします、と言った。大部屋は無料なんだけど。でも。なんとかなる、なんとかなる。
100人を超える観客の前で舞台から落ちてるから、見てた人から大丈夫?と連絡きて、返信しながら、大丈夫、大丈夫と自分にも言い聞かせている。それから、心配してるだろう人たちに連絡する。そうしてる時は気が紛れるようで、ちょっと疲れている。大丈夫にならなきゃって思ってる。
治療家のまゆみさんに連絡してみる。ちょうど落ちる前日の夜の公演を観に来てくれていたのだった。遠隔で直伝靈氣を送ってくれて「吐き出していいよ」って言ってくれる。本当にありがたい。
どんな形でも1人じゃないってことはわかる。あと、みんな味方で、起こることみんな「体験」なんだってわかる。頭のどっかで、演劇始めた時に思ってた「どうなるあきちゃん?」ってニヤリと笑うわたしも、いる。
ただ、心と体は、シンプルに参ってる。連絡取りたい人には連絡して、メールや話すだけでこんなに安心するんだなーって思う。だけど、実家の父にはまだ言えない。

12月7日(火)
前から約束していたみーこちゃんのカウンセリング練習の時間、始まったと同時に義父から電話。うーちゃんが入院の保証人お願いしてくれたからお礼と、心配しないでと伝える。
再びみーこちゃんのカウンセリングに戻り、とても安心した。母の温かさ、子供の無邪気さ、みんなそのまんまでよくて。グズる子どもにたまにイラッとしても、お母さんが子どもを「大好きなんて当たり前」という一番聞きたかったことを聞けた。泣いた。じっくり体に染み込ませる。午後の予定が早まったMRI検査のため、最後はバタバタと終了してもらい、車椅子に乗る。移動がつらい。痛みがひどい。
劇団のみんなとチャット。山野さん、まことさんの顔見て泣く。山野さんも泣く。まことさんが笑顔で泣くなよ〜大丈夫だよーって言ってくれてまた泣く。大丈夫って伝えて、代役演ってくれたゆずきちゃんの舞台での様子を聞いて、本当に嬉しい。

夕方、先生から検査結果の説明。最初に予測されたように座骨、恥骨、仙骨の3箇所が骨折しているが、ズレてはいないから手術は必要ないとのこと。月曜まで入院。みんなに報告。
MRI検査の前に「金属のものは付けていませんか?全部取ってくださいね」と言われて、今回の舞台「注文の多い料理店」の台詞と重なって吹き出しそうになった。
まゆみさんが今夜も遠隔やってくれる。本当にありがたい。


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演劇の公演中に舞台から落下。骨盤単純骨折で入院してから自宅療養する間に変容していくわたしの日記です。

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