見出し画像

舞台から落ちて骨折入院しても最高のことが起こってる⑧

12月14日(火)
退院日
ひゃっほー笑
介助なしでトイレに行けるのが嬉しくて、何回も行ってしまう。家に帰ったら松葉杖だけどどうかな。できるかな。練習しよう。
昨夜は9時半に寝て、3時、5時に起きる。起きたらまた寝る。ただ、そうであるだけで、何も問題はない。
腰が痛い。体重かけるバランスと、左足を上げているせい。温湿布みたいなの買おっかな。つらい時のライフハックみたいなの、だいぶ集まりそうだな。脱衣所に置く高めの椅子ほしいな。
リビングのホットカーペットをずらして、コロ付き椅子が通れる通路を作ろう。
生きるため。快適でいるため。
ただ、わたしでいるため。
みんなに頼ろう。

カッコつける
余裕が出てくるとすぐカッコつけようとするんだよなーーーーカッコつけない方が面白いしカッコいいんだけど。ってわかったから、もっと素を出そうと思いまっす〜!

退院してから家まで
10時少し過ぎ、看護師さんに車椅子を押してもらってエレベーターホールでうーちゃんに再会。荷物持ってもらって、1階で精算と保険請求のための診断書をもらう手続き。切手が必要なので売店へ。人が多いところは気を遣うし、車椅子の上で小さく身を縮めてしまう。それでも、退院できる喜びが大きくて、テンションが上がる。やることは頭に入ってるからテキパキやれる。手続きが全部終わったら、入口近くにいる看護師さんが一緒に待ってくれて、うーちゃんが車を動かして自動ドアのすぐ前まで来てくれる。車に乗り込むのが下手くそでめっちゃ時間かかる。劇団に挨拶に行ったら山野さんもまことさんも優しくて、お土産とかいっぱいもらった。初めて入るハンバーグ屋さんは入口に階段が5段。これもリハビリとか言いながらゆっくりやってみる。肉食べて元気出そう。帰る時、狭い通路に立ってたお客さん(全員おじさまたち)はみんな立ち上がって体を細くして、松葉杖のわたしを通してくれた。泣ける。
コンビニって神だと思う。通路は広いし、トイレが広くて手すりあるしキレイ。店員さんも優しい。
うーちゃんは車で待ってて、わたしが出てくるとドアを開けてくれて「VIPみたい」とか笑いながらわたしが乗るのを待ってくれた。
来てくれた電動ベッドのレンタルの人、すごくいい人でした。丁寧で優しくて安心。
そうしてわたしはやっぱり申し訳ないって思っちゃう。家に帰ると自分をいじめるかのように動き回り、掃除しよう、でもできない、疲れた、とか泣きたくなってしまう。この心の流れを観察してみよう。本当は何も起きていない。

元気がないと
入院中の、ほぼ1日寝てるだけでごはんが出てくる生活から、いきなり外出て、人に会って、外食もして、段差も超えて、荷物の片付けもそれなりにやった。うーちゃんがいっぱい助けてくれたけど、それでなんか申し訳ない気持ちとかも出て、疲れて泣きたくなった。まだ初日だもんな。
うーちゃんに「あきちゃんそんなに頑張らなくていいよって言って?」と言ったら、言ってくれた。あんまり腑に落ちてないみたいだけど。やっぱり疲れてるな。うーちゃんも疲れたよね。わかってるけど、拗ねてしまう。子どもみたいだな。
足が冷たくて、でも湯たんぽ入れてって言えなかった。寝れるかな。(結果、すぐ寝れた)

********

演劇の公演中に舞台から落下。骨盤単純骨折で入院してから自宅療養する間に変容していくわたしの日記です。

よろしければサポートいただけましたらうれしいです。アカシックリーディング、ヨガ、わたしの体験してきたことをお伝えして、ありのままの自分で生きるお手伝いをしていきたいです。