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詩集「ひざまずく光」

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子供の頃に願ったのに叶えなかった夢が詩人だったことを思い出し、詩を書くようになりました。「ひざまずく光」と云う題名は、夢で見た、光の一字が膝を折る様にしている姿から命名。愛につい… もっと読む
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2020年3月の記事一覧

「ひざまずく光」第二十一篇 糸のふるえに

気づかぬ内に 恋をしている 誰も知らない 恋をしている

8

「ひざまずく光」第二十篇 茜のまえに

まだ 空が青さをとどめているうち ビルの合間を縫う 射る様な光の矢

5

「ひざまずく光」第十九篇 雨の日

静かに降る 雨の日が好き

5

「ひざまずく光」第十八篇 春が来る。

「会いたい」が春なら

3

「ひざまずく光」第十七篇 絶えることなく

自分のかおりを増す香水 それを身にまとった瞬間

4

「ひざまずく光」第十六篇 無題

いってきますと 出かけたひとが ただいまと 帰ってくる

2

「ひざまずく光」第十五篇 茜の兆し

あとすこしで 茜に染まる

「ひざまずく光」第十四篇 窓の先に在るもの

母は窓だ 私にとって 母は 世界に開く窓

2

「ひざまずく光」第十三篇 無題

書くことが生きることだ

2

「ひざまずく光」第十二篇 満ち足りて

会いたかった人と ゆっくり時間をかけて 美味しいご飯を食べて 紡いだ時間と言葉に満足して

2

「ひざまずく光」第十一篇 雲間の月

雲間を 泳ぐように 月が

2

「ひざまずく光」第十篇 邂逅

光射す 一瞬を待つ

2

「ひざまずく光」第九篇 調べ

音楽のように 日常の場面が そのまま

3

「ひざまずく光」第八篇 今日と云う日

今日は 世界でいちばん愛しているひとが うまれた日