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【お悩み相談】若い女性、特に高校生に嫉妬してしまいます。

こんにちは、香月です。
今日は、ココロノマルシェに頂いたご相談に回答してみたいと思います。
※ココロノマルシェとは・・・
人気カウンセラー根本裕幸先生のお弟子カウンセラーたちが回答する無料のお悩み相談掲示板です。どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。

私30代前半、夫40代後半です。
デート中に若い女性とすれ違うと劣等感を感じます。
夫に良い女を連れていると思ってもらいたいのか、自身より若くない・可愛くないと思える女性を連れている男性がいると内心、私で良かったね!と思い、逆だと恥ずかしくて逃げ出したくなります。
先日もカフェで席を選ぶ際、隣に誰もいない席に座ったのですがタイミング悪く可愛めの高校生を連れたオタクっぽい大学生くらいの男性が。
会話的にカップルではなさそうですが楽しそうに話しています。
オタクっぽいのに若い高校生を連れているその男性を夫が羨ましく思ったらどうしよう!?
オタク男性にも自分の方が若くて可愛い女性を連れていると優越感を持たれたら?高校生にも優越感を持たれたら?と気が気じゃありませんでした。
それでも、私には私の価値がある…と心で唱えて、女性らしく!楽しそうに!と少しでも夫に魅力を感じてもらえるように振る舞いました。
けれどその行為自体、高校生相手に何ムキになってるんだろう…と情けなく。
また、自分の魅力を分かっていそうなその子の振る舞いに、自身も高校生の時にもっと青春を謳歌しておけば良かった…と後悔が。
不登校でバイトもしておらず、バイトして年上にチヤホヤされておけば良かった…と。
今だったら上手くやるのに…と考えても仕方ないことを。
一人で歩いていてもスカートの短い高校生が通ると嫉妬心が。自身も割と短いものを履くこともありますが、30代が履いていても町行く人は誰も嬉しくないよな…高校生の時にもっと短いのを履いていれば良かった…と。
以前夫と共にいた職場では高校生も多く、それから見れば私は年だよな…(私が入った当時20代後半)
若い子と付き合えて良かったと思ってほしいけど夫の前の人たちは全員年下、5歳下の高校生と付き合っていた時期もあったようで…。
(私は夫より一回り以上下なので実年齢でいえば私の方が年下だもん!と心で強がってはいますが虚しいです)
夫が年下好きだから?でも恋愛関係になる前に高校生は可愛くてもそれ以上の感情は生まれない、向こうも嫌だろうしガキにしか見えないと言ってはいました。
私も年下の高校生と付き合ったこともありますが、その時は女性全員に嫉妬はしても年下だから嫉妬!とは感じていませんでした。
(その人は年下好きとも年上好きとも聞いていません)
もっと自分が年下だったら…それかもっと早く知り合って付き合っていれば…夫はピチピチな私と付き合えていたのに…なんて思ってしまいます。
自己肯定感を上げる?嫉妬する自分を受入れる?嫉妬相手の良いところを取入れる?尊敬できる大人の女性を探す?何年も色々試しておりますが未だ治らず。
どうしても夫より若いんだという若さを強調したり、高校生や若い女性に対抗心が芽生え若作りしようとしたり…30代じゃ若さでは勝てっこないのだから大人の魅力で勝負しようよ…と思うのですがなかなか…。
ちなみに容姿も昔よりは可愛いと思える時も増えてきましたがそれでも、もっと可愛い奥さんを持たせてあげたかった…と思ってしまいます。
私は何をすればこの呪縛から解放されるでしょうか?
(プリンさん)

プリンさん、はじめまして。
カウンセラーの香月あかねです。お答えが遅くなってしまいましたが、回答させていただきます。私は30代後半で、20代~30代前半にかけて一回り以上上の方とお付き合いした経験が何度かありますので、何かの参考になりましたら幸いです。
 
まず、プリンさんの文章を読んでいて、旦那さんへの愛情が溢れていて、とても可愛らしい方なんだろうなと感じました。旦那さん、とっても幸せですね。また、可愛い女性に嫉妬できるのは、ご自身も可愛い方だから、ということでほぼ間違いないかと思います笑(人は自分がこの人となら戦えると思える相手にしか嫉妬しません。)おそらくたくさんの魅力でたくさんモテてきた方なんだろうと推察いたします!

そんなプリンさんが、なぜ
>デート中に若い女性とすれ違うと劣等感を感じます。
と思ってしまうのかは、客観的にみるととても不思議だなぁと思いますが、カウンセラーとしてなんとなく推測できることをいくつか書いてみたいと思います。ピンと来ないものはスルーしていただいて大丈夫ですので、採用できそうなものがあれば読んでみてください。

①「若さ」以外のものに価値をみていく

プリンさんのご相談文には、
>30代が履いていても町行く人は誰も嬉しくないよな…
とか、
>私は年だよな…若い子と付き合えて良かったと思ってほしいけど夫の前の人たちは全員年下
とか、
>夫はピチピチな私と付き合えていたのに
とか、
>どうしても夫より若いんだという若さを強調したり、高校生や若い女性に対抗心が芽生え若作りしようとしたり
とか、「若さ」に価値を見ているところが強く表れています。当たり前のことなのですが、「若さ」はいずれなくなるものなので、「若さ」にしか価値が見られないとこれからの人生が苦しくなってしまいます。今、プリンさんを苦しめている呪縛は一層強くなってしまうので、「若さ」以外の要素に価値を見られるようになることが非常に重要なことになると思います。
 
今のままのプリンさんにも「若さ」以外の魅力は十分に「ある」と思うのですが、プリンさんは「ある」ものより「ない」ものを見てしまうくせがあるのではないかなと感じます。ご相談文にも書いて頂いていますが、ご自身より年上の尊敬する女性を探して、ロールモデルにしてみることは非常にお勧めです。尊敬する女性が見つからなければ、男性でも大丈夫です。また、その人のすべてが尊敬できる必要はなく、尊敬する「要素」を探していくんです。おそらく、要素の中には「容姿」や「年齢」以外のものが出てくると思います。
 
尊敬できる要素をたくさん書き出してみて、その中から、自分もこの要素を磨きたい!と思えるものを見つけていきます。ちなみに、心理学では「自分にないものは見えない」と言われています。尊敬できるポイントが見つかったとすると、それはすでにプリンさんにも存在する魅力、ということになります。こうすると、自分自身を「若さ」が売りの女性から、違う魅力を売りにした女性へと変わっていくことができるかと思います。
 

②旦那さんに「私のどこが好き?」と訊いてみる

これは訊き方が非常に大事ですが、旦那さんに「私のどこが好き?」と訊いてみてください。たぶんプリンさんなら可愛く訊けるのではないかと思います(笑)
 
おそらくですが、旦那さんの回答は「若いところ」ではないと思います。(「年下で可愛いらしいところ」という回答はあるかもしれませんが、旦那さんとプリンさんの歳の差は一生変わらないですから、その場合も、安心して受け入れると良いと思います。)①の別パターンですが、旦那さんに直接自分の魅力を訊いてみる、というのもありだと思います。
 
「ない」ものを身に着けようと頑張るより、「ある」ものをより磨いていくほうが簡単ですし、そのほうが他の人にはない魅力、唯一無二の魅力(=旦那さんが一生プリンさんを愛し続ける)ということになると思います。
 

③無価値感を癒していく

心理学的にみると、「若くなければ自分に価値はない」と思ってしまうような発想を「無価値感」と言います。本来ならば、人は生きているだけで価値があります。それを、「若くないと」とか、「可愛くないと」とか、思ってしまうのが無価値感です。プリンさんが「無価値感」を抱くに至ったルーツを癒していく、ということが必要かなと思います。
 
ご相談文から読み取れることとしては、
>自身も高校生の時にもっと青春を謳歌しておけば良かった…と後悔が。
不登校でバイトもしておらず、バイトして年上にチヤホヤされておけば良かった…と。
という部分。
 
思春期の人間関係は、人格形成にも大きな影響を及ぼします。私自身もそうなのですが、学生時代に青春ができなかったことが未消化でコンプレックスとなってしまうことはよくあります。制服デートしてみたかったなーという叶わない過去への妄想は30代後半の私にもあります(笑)
 
ご相談文には書かれていませんが、その頃の人間関係などで傷ついた部分を癒していくことで、「無価値感」が癒される可能性は十分にあります。簡単にできることとしては、その頃に感じた「怒り」を吐き出していくことです。お恨み帳、という形でノートに書きなぐってください。たとえば、私の場合なら、「制服デートしたかったのに、〇〇さんにいじめられたせいで、肩身の狭い思いをした。むかつく!青春返せ!」みたいなことです。そのあとは、その経験(や怒りの対象)に対して感謝をして手放していく、という流れなのですが、このあたりは直接カウンセリングでお話を伺いながら、進めていく部分になるかと思います。
 
また、ご両親(特にお父様)との関係性も伺ってみたいところです。私自身もそうなのですが、年上の男性とお付き合いすることが多い場合、家族関係にもヒントが隠れていることが多々あります。
 
是非、カウンセリングの場も活用してみてくださいね。
 
何かの参考になればうれしいです。プリンさんの幸せをお祈りしています!
 
香月あかね
 
 

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