これまでのキャリアについて
記事にお越しくださりありがとうございます。
教育費をしっかり準備したいシングルマザーのためのマネーライフコーチ・副業銀行員の稲野茜です。
今日は私の自己紹介をさせて頂きたいと思います。
私は現在、信託銀行でフルタイムで働きながら6才の娘を育てています。
新卒でメガバンクの総合職として法人のお客さま向け営業をし、その後信託銀行に転職しました。
現在は個人のお客さまを相手に営業をさせて頂いております。コーチとしての活動は、会社の許可を取って、副業として行っております。
29才のときに娘を出産しました。大学以来住んでいた東京から、地元の静岡での里帰り出産でしたが、出産後もそのまま東京には戻らず転職、離婚し本当に里帰りすることになりました。
そしてシングルマザーとなり現在に至ります。まだ0才の娘がいながら、そのような選択をすること、とても葛藤がありました。しかし、幸せに生きていくための前向きな決断であったと信じていますし、今もその選択をして良かった、と言えるように娘と共に両親に支えてもらいながら生活しています。
離婚を悩んでいた時にある先輩ママである友人が言ってくれた言葉があります。
「ママが笑顔でいることが子どもにとっては一番の幸せであり安心なんだよ。だから大丈夫。」
辛いことがあっても、この選択をしたという後悔をしないよう、笑っていられる自分でいようと決意しました。
離婚に加え、住む場所、働く場所を変えることによって、これまで頑張ってきた仕事、とにかく人が大好きだった会社を辞めるということ、そのことは、転職後もいつまでも引きずっていました。
新卒採用のとき、「人」で会社を選んだくらい大好きな人、尊敬する方がたくさんいる会社でした。入行してからはもっと大好きな人が増えていました。そして、あちこち出張して顧客提案し、忙しかったけどやりがいのある仕事に誇りも持っていました。
そんな会社を育休明けで復帰予定のまま、復帰せずに転職するという不義理をしてしまったこと、最後にしっかりとしたご挨拶も出来ず里帰りしたことは今でも思い出すと心苦しい思いです。
泣く泣く里帰りしたわけですが、
「これまで頑張ってきたことは何だったんだろう」
「なんで私ってこうなんだろう」
と自分で選択したことなのに、どこか受け入れられない部分がありました。
辞めたくて辞めた訳じゃないのにと、きっと誰かの、何かのせいにしていたのだと思います。だから引きずっていたのだと思います。
私にとって、大好きな人がたくさんいる場所でした。
1人で東京に出てきて嬉しかったことも悲しかったことも、仕事でどうにもキツかったときも、友達や同期と分かち合って乗り越えてきたし、仕事だって、体を壊してしまったこともあったけど、私なりに一生懸命頑張ってきた。
そういう宝物はそっと心にしまって、泣きながら地元に戻りました。
そんな私を強引にでも前に進ませてくれたのは、娘の存在と、新たな目標でした。
「娘と2人で暮らす家を建てる。そのために私は頑張るんだ。」ということでした。
今思えばたぶん何でも良かったんだと思いますが、当時は地元で頑張る理由が欲しかったんです。
今の会社には、ありがたいことに、個人営業は未経験の私を採用して頂きました。(同じようにキャリア採用の方々はすでに同じような分野で大きな実績を上げている方々ばかりでした)
これまで頑張ってきたことは、きっと無駄ではなかったんだと思いましたし、未経験の私に期待して採用してくれた会社に恩を感じています。
シングルになって、心細いこともたくさんあります。
でも、娘がいてくれることで今の私があるし、その経験で学んだことや気づいたことも多くありました。
世間的には"失敗"なのかもしれませんが、自分について、人間関係について多くを学び、多くを得たと思います。
NLPの基本前提には「失敗はない。あるのはフィードバックだけだ」とありますが、まさに多くのフィードバックを得ています。
しなくても良い経験であったかもしれませんし、娘からしたら良い迷惑かもしれません。
でも未熟な私には必要なことであったのだろうとも思っています。
そう思えたのはNLPを学び、かっこ悪い自分をさらけ出す勇気が持てたことが大きいと言えます。
まずこのように発信をするなんてことは以前の私には考えられないことです。
ですが、まず今の自分をしっかり見つめること。そのプロセスなくして、成長はないし、望む人生なんて生きられないと気づいたからです。
以前も頭ではわかっていました。頭では。
わかっていでも、我が事として捉え、腹に落とし、行動できることは違うとも思います。
そこを一歩踏み出せたことは私にとって大きな一歩です。
今挑戦しているBeauty Japan FUJIYAMA大会もそうです。
これまでの私だったら、絶対に参加していなかったと思います。
だって、一個人として何を武器に戦えば良いのかわからないし、一生懸命にやって得たい結果が得られなかったらプライドが傷つくから(不要なプライドだと今なら言えます)。
でも、これまでと違う選択をすることで、自分を変えたいと思っています。
そして、自分へ向けている矢印を、他者へ向け、誰かの役に立ちたいと思っています。同じように変わりたい、成長したいという女性はきっとたくさんいるはず。
私のこのような経験が、誰かの役に立つなら、笑い話としてぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?