ママのための化学教室-17 毎日寒くて、気がついたら手が…ハンドメイドのミツロウクリームに挑戦
このところ寒い日が続いています。
いかがおごしですか?
毎日の台所仕事は、ついついお湯で。
瞬間湯沸かし器って、
ありがたいんですが、
気がついたら手がカサカサ、
今回は、さらにヒリヒリし初めて…
これはまずいです…
せっかくなので、
先日、ハーブファスティングクラブの
ハーブ・セミナーで聞いたばかりの
ミツロウクリームにトライしました。
ミツロウクリーム、どんな用途で使うのか?
一番は、手荒れ防止。
でも、寒風にさらされ、
エアコンで潤いの減り気味な
顔のマッサージにも使いたい。
さらに、髪を落ち着かせるのにも使えると嬉しい。
かなり欲張り?
要するに、皮膚の保湿性と軟化作用、
体液循環も良くなれば
というところでしょぅか。
基本のレシピ
蜜蝋 2g
キャリアオイル 15mL(=15g とする)
エッセンシャルオイル
(キャリアオイルと間違えやすいので、以下は「精油」と呼びます。
total 2%以内 (1滴=0.05mLなので 約7滴)
自分の現状に最適なクリームは?
キャリアオイルとエッセンシャルオイルの
組み合わせを考えます。
参考書には、
「最新! アロマセラピーの全てがわかる本」。
具体的な作り方も載っているので、
なかなかよいかんじです。
精油は、薬理作用の高い方向分子の集まりです。
なので、原液を直接肌につけると、
刺激が強すぎるので、
ほとんどの精油は希釈して使用します。
その希釈に使う「植物オイル」を
「キャリアオイル」と言います。
皮膚に塗り込めたキャリアオイルは、表皮の角質層にある皮脂腺や汗腺などを通じて、神秘層へと浸透。さらに、毛細血管やリンパ管を通じて体内を循環します。
キャリアオイルによって、含まれる成分や作用が異なります
なので、肌の調子や体調に合わせて使い分けをすると
効果的です。
使用前に、パッチテストを忘れずにしてください。
最終的に選んだもの
ミツロウクリームの作り方
【材料】
耐熱ガラス容器(容量: 50 mL) 1個
クリーム用ガラス瓶(容量: 30-50mL、滅菌済み) 1個
鍋、電子秤 各1個
割り箸(洗って乾いていればマドラー、ガラス棒でも可)、1本
ミツロウ 3g
キャリアオイル(アプリコットカーネル油 15g)
精油(真正ラベンダー 5滴、ローズマリー 2滴)
【方法】
鍋に湯を沸かす。水は、耐熱容器が浮かない程度。
耐熱容器に、ミツロウ 3g とアプリコットカーネルオイル 15 g を測りいれる。
2.をお湯の沸いている 1. に漬けて、弱火で加熱しながら
ミツロウとオイルがよく混ざるように割り箸でよく混ぜる。ミツロウが溶けて透明に混ざったところで、
耐熱容器を鍋から取り出し、中身をクリーム用のガラス瓶に移す。4. の粗熱が取れたところで、
ラベンダー5滴とローズマリー2滴を加え、
さらによく混ぜる(精油濃度は、total 2.1%)。5.が少し不透明になり、クリーム状になったら出来上がり。
蓋をして、冷暗所に保管する。
ハンドメイドのミツロウクリームができました
指で取ると、伸びが良く広がり、ほんのり甘い爽やかな
香りのクリームができました。
ローズマリーは、香りと作用少しきつめに感じたので、
量を少なめで。出来上がりでは、意外とほんのり香ってます。
あまりベタつかず、水仕事をしても、
薄くクリームが守ってくれている感じです。
肌のカサカサ感があるときは、
入浴前後で付けると効果的みたいです。
しっとりしてきました。
顔も薄くつけて優しくリンパマッサージをして、
そのまま、その手で髪を触るくらいで、
髪がしっとり落ち着いてくれました。
クリーム自体は、半年持つようです。
少しずつ、種類を増やして、
誰かに作ってあげたくなりました。
みなさんも、
ぜひトライしてみてください。
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