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沖縄慰霊の日によせて 2023.06.23

上皇陛下が、まだ皇太子殿下だった時に挙げられた、「忘れてはならない4つの日」。

毎年8月6日  広島原爆の日
毎年8月9日  長崎原爆の日
毎年8月15日 終戦記念日

そして

毎年6月23日  沖縄慰霊の日

以上  宮内庁ホームページ

沖縄では役場や公立の学校は休日となるそう。
それに対して、内地ではこの日を意識しているひとは少ない。

今年はどのように祈るか考えた末、寺社へ出かけることなくいつも拝みをする場所を選んだ。
琉球の神様だけでなく、ヤマトの神様・仏様だけでもない。
すべての神仏に手を取り合って、この願いを聴き届けていただきたかった。

鎮魂の拝みをするとき。
亡くなられた方のことをするだけでは不十分、という思いがある。

亡くなられた方に近しいひとたちの、苦しみと悲しみに思いを致す。
歳月だけでは癒やし切れないもの。

一方で、これからのことを願うときも、生きている人々のことを祈るだけでは不十分、と考えている。

死者の思いを受け取る、ということ。
死者の思いを受け継いだ人々が必死になって築き上げてきたものを、リレーしていくということ。

ここに光を当てて拝まなければ。

わたしたちは今を生きている。
今しか生きることができない。

けれど過去の上にない「今」は存在しない。

過去と分かち難く結ばれている今を、わたしたちは生きているのだ。

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