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【トレーシングレポート#19】 イルベサルタン・アムロジピン10mg配合錠への変更を提案

トレーシングレポートによる処方提案を
やってみたい薬剤師のあなたへ


「この患者さん、1 回に 3 錠のんでいるけど、配合錠に変えれば 1 錠ですむ。お薬手帳を見ると、以前は院内処方の診療所に通院していたけど、半年前から院外処方のクリニックに変わったのか。ずっと同じ薬を飲んでいるみたいだけど、どうしようかな。疑義照会するべきなのか…」

患者さんに服薬指導をしている時、似たような事例に出会ったことはないでしょうか。

配合錠にすると 1 回に服用する薬剤の数が減るため、患者さんの服薬負担を減らすことができます。服用する数が少し減るだけで、そんなに負担が変わるものかな?と思うかもしれません。しかし、患者さんにしてみれば毎日のことなので、こちらが予想した以上に喜んでもらえるケースが多いと感じます。

服用する薬剤の数が多いと困っているわけではなく、飲み忘れや飲み間違いがあるわけでもない。そのような患者さんでも、こちらから配合錠を提案してみると「そんな薬があるなら変えて欲しい!」と言われる方が大半です。

また、「採用薬ではないので変更できない」という場合を除けば、医師に提案を断られることもまずありません。配合錠への変更は、治療方針に大きく影響を及ぼすものではないからだと思われます。

このように、医師に提案するハードルが低く、患者さんにも受け入れてもらいやすい配合錠への変更ですが、注意点もあります。それは、配合錠に含まれる成分の薬剤を調節しているようなケースでは変更しないほうがよいということです。

たとえば、血圧が変動しやすく、低すぎる日には一方の降圧薬を中止するように医師から指示を受けているような患者さんです。このような患者さんの降圧薬を配合錠に変更すると、うまく調節ができなくなってしまいます。

しかし、このようなケースを回避するのは簡単です。患者さんに直接聞く、薬歴やお薬手帳を確認する、などの方法で調節しているかどうかはすぐにわかります。

ぜひ、患者さんに意向を確認したうえで、医師に配合錠への変更を提案してみてください。きっと患者さんに喜んでもらえるはずです。


さて、冒頭のようなケースに出会った時、薬剤師としてのアセスメントをどのように医師に伝えているでしょう。

疑義照会でしょうか?
それともトレーシングレポート?

わたしのおススメはトレーシングレポートです。

トレーシングレポートは、緊急性は高くないものの、検討する価値がある提案を医師に伝えたいときにとても有効です。

トレーシングレポートは最初の 1 通目を出すハードルが高いですが、そこさえ越えられれば、薬剤師として新たな武器を手に入れられたことになります。今まで関われなかったケースに関与できるようになるので、仕事の質が変わるのです。

それは、あなたの薬局に訪れる患者さんに提供できる医療の質が向上することを意味します。


そこで、

具体的な内容のため有料となりますが、
「服薬指導時の会話」および「それを基に作成したトレーシングレポート」
を 680 円で販売します (特定の患者さんの医療情報ではなく、典型的なモデルケース)。

また、

【返金申請を受け付けます】
ぜひトレーシングレポートを使って処方提案ができるということを実感していただきたいです。まったく参考にならなかったという場合は返金しますので、最初の一歩を踏み出せないというあなたは、一度試してみてください。

この対応がいつでも誰にでも当てはまるというわけではありません。

今までに 300 件以上トレーシングレポートによる処方提案を実施し、その 80% 以上が採用となった経験を、あなたと共有したいと思っています。

以下が有料部分についての概要です。



【処方および提案内容など】
50代後半 男性 

1.アムロジピン錠5mg 2 錠
 1 日 1 回 朝食後 28日分

2.イルベサルタン錠100mg 1 錠
 1 日 1 回 朝食後 28日分


・現病歴:高血圧症


・併用薬:なし


・肝機能障害:なし


・腎機能障害:なし


・喫煙:なし


・体重:70kg


・処方提案の内容 :イルベサルタン・アムロジピン10mg配合錠への変更


・提案結果 : 提案どおり変更


・その後の経過 :特に問題なし



【特徴】
・薬剤師と患者さんのやりとりを会話形式で記載

・上記を基に作成したトレーシングレポート


【対象】
・トレーシングレポートを使って処方提案をしてみたいとは思うものの行動を起こせずにいる方

・トレーシングレポートの文章が書けずに困っている方

・患者さんから情報を聞き出すことや、医師への情報提供にあたっての同意をとることに難しさを感じている方


【対象外】
・疑義照会で十分な処方提案ができると確信している方

・患者さんから欲しい情報を難なく情報収集できる方

・医師に向けて文章を書くことに難しさを感じていない方



最後に…

日々の業務の中で、「この考え、医師に伝えたいな…でも疑義照会をするのはなんかちょっと違う気がするし…」

そんなあなたに、トレーシングレポートを使って処方提案することをおススメします。

患者さんにとっても医師にとっても、あなたの存在がより身近なものとなり、薬剤師・医師・患者さんの連携が変わります。

ぜひ、購入をご検討ください。


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¥ 680

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