【トレーシングレポート#3】ロキソプロフェン錠の頓用への変更を提案
「この患者さん、全然痛そうにしてないけど、ずっと鎮痛薬が処方されている…本当に毎日飲む必要あるのかな。」
服薬指導のとき、このように思うことはないでしょうか。
意を決して医師に疑義照会をしても、「そのままで」と返答があり、結局いつもどおり薬を出して終わってしまう。「副作用も出ていないし、そのままでいいかな」そう今月も自分を納得させる。
そんな状況を変えるには、トレーシングレポートによる処方提案が有効です。ただ、最初の一歩がなかなか踏み出せずにいる気持ちも、よく分かります。私もそうでした。とても不安ですよね。
ただ、思い切って提出した 1 件目の先には、300 件を越える処方提案が続きました。たくさんの患者さんと医師に喜んでもらえ、あのとき一歩を踏み出して本当に良かったと思っています。
そこで、
また、
この内容が正しいというわけではありません。私の経験を共有できれば、という意味合いです。ちょっと話を聞いてみたいな、という方は購入をご検討ください。以下が、有料部分についての概要です。
【処方および提案内容など】
70代 女性
1.ロキソプロフェン錠 60 mg
1 回 1 錠(1 日 3 回) 毎食後 28日分
2.テプレノンカプセル 50mg
1 回 1 cap(1 日 3 回) 毎食後 28日分
3.ケトプロフェンテープ 20mg
1 回 2 枚 (1 日 1 回) 両ひざ 56枚
・変形性膝関節症 : 服用歴は 2 年以上
・処方提案の内容 : ロキソプロフェン錠およびテプレノンカプセルの頓用への変更
・提案結果 : ロキソプロフェン錠およびテプレノンカプセルを頓用に変更
・その後の経過 : 頓用となったが服用の機会はなくなり、以降は外用のみでコントロールできている
【特徴】
・薬剤師と患者さんのやりとりを会話形式で記載
・上記を基に作成したトレーシングレポート
【デメリット】
・解説はありません。
【対象】
・トレーシングレポート初心者
・トレーシングレポートを使って処方提案をしてみたいが、行動を起こせずにいる方
・トレーシングレポートの文章が書けずに困っている方
・患者さんから、どのように情報を聞き出したらよいか、わからない方
【対象外】
・疑義照会で十分な処方提案ができると確信している方
・高度で隙のないトレーシングレポートを求めている方
・患者さんから情報を収集する際、特に難しさを感じていない方
・処方および提案内容を見て、得られるものがないと思った方
それでは、はじめます。
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