なぜ、日本人は学歴談義が好きなのか?

ドイツ人やスイス人からすると、日本人の学歴談義は奇妙なものに思えるらしい。ドイツやスイスでは、入った後が大切で、努力しないと退学になる。それに、他の大学に移る学生も多い。そのため、「大卒」ならば特に大学による格差はないらしい。

アメリカは異なる。アイビーリーグなどの名門大学が幅を利かせている。大学名が重要なのは日本と似ている。違うのは、アメリカでは大学院(修士)でないと高学歴層とはみなされない点だ。

学部時代の大学名にこだわるのは、東アジア特有かもしれない。中国や韓国も日本と似ている気がする。韓国では「SKY」卒業生が貴族のような特権階級を形成している。

中国も韓国も日本も、なんとなく社会的地位を把握したいのだと思う。年齢にこだわるのも東アジア特有だ。年長者が偉い。

いつまでも18歳の時に合格した大学名で判断されるのは、辛いものだ。私はどちらかといえば得しているほうだが。LinkedInなどでも大学名を書くのがマナーなので、それが嫌で使っていない人も多いだろう。

くだらないと私も思うが、これが日本社会の現実だから仕方がない。

ちなみに、度を過ぎた学歴厨は、ものすごく嫌われるので、私も含めて気をつけたい。武田塾の高田くんとか、私も大嫌いなので。しょせん、塾講師だろう。金融理論や高度なITがわかるわけでもない。彼の能力は18歳がピークだったのだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?