高校の理系科目(数学・物理・化学)の授業方法の問題点!教師の育成にお金をかけるべき!支援級専門教師の育成も!

日本においては、理系学部と文系学部では、文系学部のほうが定員が多い。そのため、日本においては理系科目が苦手な人が多いと思う(自分も含めて)。

外国のことは知らないが、日本における理系科目(数学・物理・化学)の授業方法の問題点は、「ユースケースを一切教えない」だと思う。高校の教師は、教育学部と学校の世界しか知らないからだ。

これは、学校の教師を批判するものではない。彼ら彼女らに責任があるとは思えない。仕方がないであろう。文部科学省のせいだと思う。

モーターの仕組みや、モーターが世の中のどこで使用されているかなど、高校では一切教えないだろう。モーターは、実は世界の電気使用量の40%前後を占めているとされる。そのくらい、世界中で多くのモーターが動いているのだ。パソコンの内部でも動いている。ディスクの回転や、送風機(空冷のため)の回転で使用されている。工場の色々なアクチュエーターも、だいたいはモーターが動力だ。

化学にしたって、元素のユースケースを知っているほうが面白く学べるだろう。だが、そうしたことはあまり習わない。

一番駄目なのが数学だ。Pythonとの合わせ技だと人工知能をつくれるのに、そうしたことは高校では習わない。そのため、「数学は面白くない」と感じる高校生が多くなってしまうのだ。

もう、学習指導要領で縛って学習するのは普通の高校生だけにして、「天才」クラスは、高校時代から大学レベルの勉強をしてもいいと思う。そして、その授業内容にふさわしい教師を育成するべきだと思う。開成や筑駒、灘では自主的に大学レベルの勉強をしている生徒もいるようだが。

私が提案したいのは、理系科目の教師を、インターンシップに参加してもらうことだ。実際に、メーカーや金融機関などの現場で、物理・化学・数学がどのように利用されているのか知ってもらうのだ。

これは、他の科目の教師にも言えることかもしれない。英語教師は短期間でもいいから欧米に留学させてほしい。

もちろん、国や自治体がお金を出すべきだ。もっと、教師をプロフェッショナルとして育成するべきだと思う。

話が脱線するが、理系だけでなく、発達障害の子供を教育する支援級担当の専門教師も育成するべきだと思う。現状では、発達障害の「は」の字も知らない教師が支援級を担当している。これは問題だろう。

教師は、次代を担う子供たちを導く重要な仕事だ。学校よりも「塾・予備校のほうが大事」などと軽んじられている現状では、日本の将来は危ういだろう。

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