希望職種別、大学生のスペック上げ戦略(ジョブ型雇用)

・金融リテール
基本的に、富裕層以外は儲からない。富裕層向けの資産コンサルタントを目指すべきだと思う。FPは必須、あとは証券(株式)や経済の勉強もしておきたいところ。保険の勉強でもいいかもしれない。あとは、アルバイトでなるべく富裕層〜アッパーマスくらいの人と接点をつくり、上流の人たちの価値観を理解するべき。

・金融(法人)
法人の場合は、簿記が必須(銀行の場合)。保険の場合は、企業がどのような経営リスクに晒されているのか、勉強しておくと良い。今はいくらでもインターネットで調べられる。

・投資銀行
極めて難しいが、挑戦する価値は絶対にあると思う。会計やファイナンス(会計とファイナンスは異なる概念)の深い知識と、戦略的・論理的思考力、英語力、そして激務に耐えられる心身のタフさが求められる。東大文科からの進学先は金融学科にすると多少有利かもしれない。一橋や慶應経済も、金融を勉強しておきたい。

・戦略コンサルタント
極めて難しい。日頃から頭脳をフル回転し、日経225あたりのビジネスモデルや経営の概略くらいはさっと言えるようにしておきたい。フレームワークを使った思考は当然として、フレームワークに頼らない思考も自分なりに開発してほしい。また、最近はマッキンゼーもIT戦略に力を入れているので、アクセンチュア戦略も併願すると良いと思う。

・ITコンサルタント
戦略よりはかなり入りやすい。ボリュームゾーンは早慶であり、MARCH関関同立だと厳しいかもしれない。ITに対する興味関心を持つのは当たり前で、さらに、そのITを使ってどのように企業経営を改革できるのかまで考えてほしい。推奨資格は簿記とIT系資格(基本情報または応用情報)。

・総合商社
かなりの難関である。ITコンサルタントと比較して、何をやれば内定が出やすいのか想像しづらいのが厳しいところ。花形は海外の巨大プロジェクトなので、それに携わりたいならば英語はできて当たり前だろう。さらに、巨大プロジェクトを見つけるスキル、交渉スキル、巨大プロジェクトで利益を生み出すためのスキルは何が必要なのか、ぜひOBOG訪問で確認してほしい。できれば複数人と会って教えてもらおう。

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