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ANAマイルを貯めるための基礎知識

「どうやってマイルを貯めているんですか?」とご質問をいただくことが多いのでざっとまとめてみます。マイルを貯める方法はいくつかあります。

  1. 飛行機に乗る

  2. クレジットカードを発行、利用条件クリア

  3. クレジットカードを利用

  4. ボーナスマイル

1は乗れば乗るだけ貯まりますが、飛行機をビジネスで使っている人や旅行に行きまくる人向けです。2以降はいわゆる「陸(おか)マイラー」と呼ばれる人たちが行う手法です。

2はクレジットカードを発行するだけでポイントが貯まったり、期間内に100万円利用でボーナスポイント、みたいなものです。大量にポイントが入ったりするので魅力的ですが、何度もできないので限界があります。

3は利用額の0.5〜1.5%還元など。これは高額カード利用をする人向けです。

ということで、狙い目は4のボーナスマイル

考え方として(ANAの前提で話していきます)

そもそも、ポイントの価値

通常、1ポイント=1円 → 購入やサービス利用例)楽天ポイントやTポイントは1円として使えます。当然ですね。

マイルの場合

1マイル≠1円。Tポイントなど他社に移行できるので、その際は1円としての価値。ただし、航空券に変える場合は、1マイルの価値は変動します。
ざっくり、

  • 国内線 :1マイル→2円から3円くらい

  • 国際線エコノミー:1マイル→3円くらい

  • 国際線ビジネス:1マイル→5円から10円くらい

  • 国際線ファースト:1マイル15円くらい

ポイント、マイルの交換レート

  • 他社ポイントからANAマイルに変換する場合…1Tポイント/1楽天ポイント→0.5マイル

  • ANAマイルから他社ポイントに変換する場合…1マイル→1ポイント

マイル最大のメリット

「飛行機に乗る」がすべてです。それ以外の利用用途ではたいした旨みがありません。そのため、例えば楽天ポイントが20000ポイントあった場合、楽天市場や街中で20000円分の買い物に使えますが、たとえマイルに変換して半分になったところで、「飛行機代の代わりになる」ことを考えればものすごくお得です。10000マイルあれば、全国どこにでも飛べてしまうほどです。
額面ではなく、商品的価値で考えます。

基本その1 「ANAマイレージモール」

楽天市場やYahooショッピングなど、買い物をする前にこのページを開いて「リンクをクリック(経由)してから買う」という行動をとります。これだけで、追加のマイルが付与されます。
じゃらん、楽天トラベル、Yahooトラベルなど旅行系も充実しています。

マイルが貯まるショップ一覧

ネットで買い物をするなら、必ず「踏む」こと。
ちなみに、同様のサービスがいろんな会社から出ています。VISAカード、AMEX、JCB、ダイナースなど各社のポイントが「踏む」ことによって貯まります。ひと手間増えますが、ちりも積もれば。
なんと、Appleや(条件ありますが)Amazonも対象です。いつもの買い物で、追加のマイルが入ります。


ANAの公式サイトからホテル予約で貯める

マイルを爆発的に貯めるなら、これが一番効率がよい方法です。

ANAが提供する、じゃらんや楽天トラベルのようなホテル予約サービスです。ANA系列のホテルだけではなく、じゃらんや楽天トラベルのような在庫を有しています。そして税込表示でわかりやすい&バースデーシニア割引みたいな特殊なプランがでないので見やすい。
※じゃらんだと、1円〜 みたなのが出てジャマ

ボーナスマイル、というものが破壊力バツグンで、1泊あたり1000マイル〜2000マイル付く宿もあります。この場合、ほかのサイトや宿泊プランよりも割高になりますが、先ほど説明したマイルの価値を考えると、多めにお金を払ってまでも、有り余るリターンがあります。

ANAカードはどれを作ればいいのか

https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/anacard/ichiran/

実は、マイルは直接貯まるわけではなく、カード会社のポイント→マイルに変換します。年会費の安いクレジットカードは、変換率をアップさせるために、手数料が取られるのです。(年間6000円くらい支払うと、1ポイント→0.5マイルが、1ポイント→1マイルになります)

クレジットカードはどれを作るか? は非常に奥が深く、個々のライフスタイル、よく利用するお店やネットの買い物、付帯サービスなどで一概にこれが最高!というものはなかなかありません。今回のテーマである「ボーナスマイルで貯める」に合うカードのご紹介です。

個人で作るオススメのクレジットカード

  • 本気→ANA VISAワイドゴールドカード(還元率1%)/年会費15,400円

  • コツコツ→ANA JCB一般カード(還元率0.5%)/年会費2,200円

法人で作るオススメのクレジットカード

  • 本気→ANA JCBワイドゴールドカード(還元率1%)/年会費20,900円

  • コツコツ→ANA JCB一般カード(還元率0.5%)/年会費2,475円

逆に、オススメしないもの

AMEX、ダイナース

  • 紹介制度を利用しまくるためのカード

  • 高額な限度額が必要な人向け

  • ステータス感がほしい人向け

  • 「ボーナスマイル」をコツコツ貯める向けではない

カードをお得に作る方法(紹介ボーナスがお互いもらえます)

申込者情報登録用URL

https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/anacard/mgm/regist/

申し込み時に以下の情報を入れると、紹介マイルがお互いにゲットできます。マイ友プログラムというものです。

  • 紹介番号 00012209

  • カナ氏名 アカマ コウタロウ

ANAカードマイルプラスで貯める

ANAには特約店というものがあり、単にANAカードで払うだけで、追加でマイルがもらえるものがあります。
ANAカードマイルプラス加盟店というものがあり、ANAカードで支払うだけで、クレジットカード会社のポイントとは別に追加でマイルがもらえます。100円または200円につき1マイルです。いわゆる「二重取り」というものです。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/amc/anacard/ana-cardmileplus/

身近なところで、私がよく使うのはセブンイレブン、エネオス、出光です。事前登録などは不要で、単にカードで支払いするだけです。iDやQUICPayで支払ってもOKです。

ANAカードは複数枚持ってもいい

ちょっとぶっ飛んだ感じになるのですが、私は以下のカードを所有しています。(使わず、所有だけ)。ちなみにメインは、プラチナです。

  • ANA JCB一般カード

  • ANAマスター一般カード

  • ANA To Me CARD PASMO JCB

  • ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード

  • ANA VISA Suicaカード

  • ANA VISA nimoca カード

この6枚、入会時の年会費は無料で、入会特典として1000マイルもらえます。ということで、6000マイル。さらに、2年目の更新時、更新特典で1000マイルもらえます。ということで、6000マイル。ただし、年会費がそれぞれ2,500円くらいかかりますので、年会費15,000円。
ということで、15,000円払って、12000マイルゲットすることができます。
航空券前提であれば、お金払ってでもトクになりますね。

マイルでどこまでいけるか

圧倒的に国際線の方が割が良いです。

国際線

https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/amc/award/international/terms/

  • ローシーズンの台湾(エコノミー)は、17000マイルで往復

  • ローシーズンのハワイ(エコノミー)は、35000マイルで往復

  • ローシーズンのヨーロッパ(エコノミー)は45000マイルで往復

国内線

https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/amc/award/domestic/terms/

仙台発着の場合の必要マイル数(片道)

マイレージチャート

https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/flightmile/dom/chart/

仙台空港から福岡空港へ。
博多にもつ鍋を食べに行こう!と思ったら、ローシーズンで片道6000マイル(往復12000マイル)です。
先述のANAカードを6枚発行して、2年分の年会費30,000円を払えば、福岡へ飛行機で旅行できてしまうということです。

正規料金の場合

かなり先の日程で予約をとれば安く乗れるのですが、スーパーバリューだと片道17,560円。通常料金のフレックスでも片道51,400円とけっこう高いです。わりと直近でスケジュールを立てても航空券を予約できたりするので、貯まったマイルで飛ぶ、という魅力がここにあります。

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