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4日目:生命保険について

2,3日目に引き続き4日目も生命保険について、以下の項目を勉強していきます。

8.主な生命保険~その他~

1.定期保険特約付終身保険

終身保険を主契約とし、これに定期保険特約を付けることによって、一定期間の保証を厚くした保険です。定期保険の期間を、終身保険の保険料支払い期間と同じ期間で設定した全期型と、定期保険の期間を、終身保険の保険料支払い期間よりも短く設定した更新型の2つのタイプがあります

2.利率変動型積立終身保険(アカウント型保険)

支払った保険料を積立部分と保障部分に設定することが可能な保険です。保険料払込期間が満了した後は、積立金を終身保険や年金に移行することも可能です

3.団体保険

組織や企業と言った団体が契約する保険で大口のため保険料は安くなります。

  1. 総合福祉団体定期保険

  2. ヒューマンヴァリュー特約

これらの保険は、従業員の福利厚生を充実させ、人材の獲得・確保に大いに役立つことがあります。詳細については、各保険会社の契約内容をご確認ください。また、税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。具体的な税務処理については、税理士等の専門家にご相談ください。

4.こども保険(学資保険)

子供の進学に合わせた祝い金や満期時に満期保険金を受けられる保険になります。原則として親が契約者、子供が被保険者となり、親が死亡した場合にはそれ以降の保険料の支払いは免除され、進学祝い金や満期保険金も当初の契約通り支払われます。

5.変額保険

保険会社や株式、債券などを運用して、その成果に応じて保険金や解約返戻金の額が変動する保険になります。変額保険の資産は定額保険の資産とは別の特別勘定で運用されます。変動保険にはさらに一生涯保証が続く終身型と、保険期間が一定の有期型に分けられます。いずれにおいても、死亡保険金と高度障害保険金には基本保険金と言った最低保証が設けられていますが、解約返戻金や満期保険金には最低保証は設けられていません。

1.変額保険とは
変額保険は、生命保険の一種で、保険金や解約返戻金が運用成果によって増減する特性を持つ商品です。具体的には、保険契約者が支払う保険料を保険会社が投資信託などを対象とする特別勘定で運用し、運用成果によって保険金や解約返戻金が変動します。特別勘定は、株式や債券、投資信託などで運用する仕組みのため、リスクがあり、他の保険種類の資産と区別・管理して運用されます

2.変額保険の種類
変額保険には主に以下の3つの種類があります

以上が変額保険とその種類についての詳細です。これらの情報がお役に立てば幸いです。

以上の情報は一般的な説明であり、具体的な保険商品の詳細や条件は保険会社により異なるため、具体的な商品を選ぶ際には各保険会社の商品説明書や契約内容をよく確認してください。また、FP3級の試験範囲については、試験の公式ガイドラインや教材を参照してください。

9.個人年金保険と変額個人年金保険

1.個人年金保険

2.変額個人年金保険

10.主な特約

以下に各特約の詳細を説明します。

  1. 特定疾病保障保険特約:この特約は、保険期間中にがん、急性心筋梗塞、脳卒中で「所定の状態」になったとき、生前に死亡保険金と同額の特約保険金を受け取ることができます。三つの疾病にそれぞれかかったときに保険金が支払われるのではなく、三つのうち一つの保障に対して支払われた時点で、この特約は終了します。

  2. リビング・ニーズ特約:この特約は、被保険者が余命6ヵ月以内と診断された際に、死亡保険金の一部または全部を生前給付金として受け取ることができます。受け取った生前給付金は非課税で、受け取った後の保険料が下がります。

  3. 災害割増特約:不慮の事故が原因で事故日から180日以内に死亡したとき、または所定の感染症で死亡したとき、主契約の死亡保険金に上乗せして災害死亡保険金が受け取れます。

  4. 傷害特約:不慮の事故により所定の身体障害の状態になられたとき、または不慮の事故もしくは所定の感染症により死亡されたときに給付金または保険金をお支払いします。

  5. 災害入院特約:不慮の事故で入院したときに、入院給付金が受け取れます。

  6. 疾病入院特約:病気やけがで入院し、退院後もその治療のために通院をした場合に給付金が支給されます。

  7. 通院特約:医療保険における特約の一種で、病気やけがで入院し、退院後もその治療のために通院をした場合に給付金が支給されます。

これらの特約は、保険契約者が自身のライフスタイルやニーズに合わせて選択でき、保険の保障を充実させることができます。ただし、各特約の詳細な条件や制限は、具体的な保険商品や保険会社により異なる場合がありますので、具体的な契約を考える際には、保険会社に直接ご確認ください。

11.契約を継続させるための制度、方法

1.自動振替付制度と契約者貸付制度

2.払済保険と延長保険

1.払済保険
払済保険
は、保険料の払い込みを中止し、その時点で貯まっていたお金(解約返戻金)を基に、同じ種類の保険または養老保険に変更することをいいます。保険期間は前の契約と同一ですが、ほとんどのケースでは保障額は少なくなります

2.延長保険
延長保険は、保険料の払い込みを中止し、その時点で貯まっていたお金(解約返戻金)を基に、元の契約と同額の定期保険に変更することをいいます。保険金額は変わらず、特約はすべて消滅します

以上が各制度の概要です。具体的な内容や適用条件は保険会社や商品により異なるため、詳細は各保険会社にご確認ください。また、これらの制度を利用する際は、メリットだけでなくデメリットも理解した上で、自身のライフスタイルや将来設計に合わせて適切な選択をすることが重要です。


以下に、「純粋リスク」と「投機的リスク」について詳しく説明します。

純粋リスク 純粋リスクは、企業に対して損失のみをもたらすリスクのことを指します12。この種のリスクは「静態的リスク」とも呼ばれ、統計的に把握が可能であるため、リスク管理が比較的容易です。具体的な例としては、地震や水害などの自然災害、交通事故慮の事故、テロ、盗難、企業脅迫などの人災が含まれます

投機的リスク 一方、投機的リスクは、企業に対して利益と損失の両方が発生する可能性のあるリスクのことを指します。この種のリスクは「動態的リスク」または「ビジネスリスク」とも呼ばれます。具体的な例としては、為替や金利の変動、新技術の開発・導入、コンプライアンスの重視など、企業責任の拡大が含まれます。また、市場リスクやカントリーリスクのように社会科学的要因で発生するものも投機的リスクに含まれます

これらのリスクは、それぞれ異なる管理戦略を必要とします。純粋リスクは予防策を講じることで管理することが多いですが、投機的リスクは適切なリスク評価とバランスの取れた投資戦略によって管理されます。リスク管理の目的は、これらのリスクを最小化し、企業の目標達成を支援することです。

以下に、FP3級試験の形式に基づいた問題とその回答を作成しました。

問題1: 次のうち、純粋リスクに該当するものはどれでしょうか?

  1. 為替の変動

  2. 新技術の開発・導入

  3. 地震

  4. 企業責任の拡大

回答1: 3. 地震

問題2: 投機的リスクについての説明として正しいものはどれでしょうか?

  1. 企業に対して損失のみをもたらすリスク

  2. 企業に対して利益と損失の両方が発生する可能性のあるリスク

  3. 統計的に把握が可能であるため、リスク管理が比較的容易である

  4. 地震や水害などの自然災害、交通事故や不慮の事故、テロ、盗難、企業脅迫などの人災が含まれる

回答2: 2. 企業に対して利益と損失の両方が発生する可能性のあるリスク

これらの問題は、リスクの種類とその特性についての理解を試すものです。FP3級試験では、このような基本的な知識が問われることが多いです。ご参考になれば幸いです。

※FP3級試験練習問題

以下にFP3級試験の問題とその回答を作成しました。


問題1:生命保険の種類について

以下の選択肢から、定期保険特約付終身保険について正しいものを選んでください。

  1. 定期保険特約付終身保険は、一定期間の保証を厚くした保険である。

  2. 定期保険特約付終身保険は、一生涯にわたって保障が継続する保険である。

  3. 定期保険特約付終身保険は、保険期間が満了すると満期保険金を受け取ることができる。

回答1: 1. 定期保険特約付終身保険は、一定期間の保証を厚くした保険である。


問題2:個人年金保険と変額個人年金保険について

以下の選択肢から、変額個人年金保険について正しいものを選んでください。

  1. 変額個人年金保険は、払い込んだ保険料を原資として運用する保険商品である。

  2. 変額個人年金保険は、保険期間が定められている保険である。

  3. 変額個人年金保険は、一生涯にわたって保障が継続する保険である。

回答2: 1. 変額個人年金保険は、払い込んだ保険料を原資として運用する保険商品である。


問題3:契約を継続させるための制度について

以下の選択肢から、自動振替付制度について正しいものを選んでください。

  1. 自動振替付制度は、保険料の払い込みを中止し、その時点で貯まっていたお金を基に、同じ種類の保険に変更することができる。

  2. 自動振替付制度は、払込猶予期間内に保険料のご入金が無かった場合、保険会社が自動的に保険料をお立て替えする制度である。

  3. 自動振替付制度は、保険契約者が一時的に資金を必要としたときに、解約返戻金の一定範囲内で保険会社が貸付を行う制度である。

回答3: 2. 自動振替付制度は、払込猶予期間内に保険料のご入金が無かった場合、保険会社が自動的に保険料をお立て替えする制度である。


これらの問題は、生命保険の基本的な種類や特約、契約継続の制度についての理解を試すものです。それぞれの特性を理解することは、FP3級試験だけでなく、実際の保険選びにも役立ちます。この問題を通じて、それぞれの特性を理解し、自分に最適な保険を選ぶための知識を深めてください。

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