この記事は、二次創作BLカップリングを扱います。
ChatGPT編:「ChatGPTを用いて推しカプ英会話文を生成する」
Claude編:「Claudeを用いて推しカプ英会話文を生成する」
BingAI編:「BingAIを用いて推しカプの英会話文を作成する」
Bardとは
Bardは、GoogleのLLMです。Googleアカウントがあれば、試験運用中のBardを利用できます。今年5/11に日本語版が公開されました。チャットには「品質向上のため、人間のレビュアーが Bard との会話を処理する場合があります。センシティブな情報を入力しないでください。」と表示されているのが若干怖いです。もう既に時代遅れな感じもしますが、連続投稿が途切れそうなので、Bardでも会話文生成をやってみます。BingAIでもそうでしたが、そもそものUIが日本語なのに英語の文章投げるのは生成文の精度向上に意味があるのかよく分かりません。
使用したプロンプト
前回と全く同じです。Bardはリアルタイム検索機能があるようなので、今回もキャラクターの名前は伏せています。
使った感想&これまでの感想
Bardの良いところは生成がめちゃくちゃ速く、かつ複数の回答案を同時に提示してくれるところです。その代わり、生成内容はシンプルと言うかかなりあっさりしている印象です。回答案を様々出してくれるだけあって、内容は凝り固まらずそこそこ自由ですが、なんとなく物足りない気もする。生成AIに慣れてしまったこともあって、感動が薄くなってしまったこちらの問題ですかね・・・。
折角なのでこれまで使用した生成AIの比較表作りました。今だとClaudeも結構変わってしまった印象なんですが、全て初めて触った時の感想として。
初めに触ったものの方が新しい技術に感動して、萌えも大きかったのでBardがちょっと可哀想なことになっています。
操作性はアクセスのイージーさとか、UIの使いやすさ、あと生成速度。創作性は生成文の中身の自由度。萌えは生成文に萌えられたか、かなりザル。自然な文章は、生成文が実際の会話的におかしくないか。
Claudeが優勝ですが、最近のClaudeは不適切判定が厳しすぎて、普通の質問したい時でも大分使いづらいです。答えてくれず、逆に説教されることがしばしば。
text-generation-webuiやkobold.cppを使って他のLLMもちょくちょく試してはみたのですが、あまり萌えるものは作れませんでした。使い方がよく分かっていないのもありますが、会話文を生成させるより、小説自体を書く方が向いているような気がします。所謂NovelAIやAIのべりすとのような形式は、元々の自然言語処理的な、インプットされた文章から、次のそれらしい文章を予測するというのが見えてあんまり感動しません。設定を入れるだけで、ブラックボックスからキャラクターの心の動きやそれらしい動作が出てくるのが興奮するんですよね。ChatGPTやClaudeもやっていることは変わらない筈ですが、面倒臭い人間の感想でした。
生成例
生成例1
会話文はあっさりしていますが、まさかの朝チュンエンドなので、入れました。会話文ではなく、文章で完結させようとしてくるBardさん。途中で降谷さんが赤井さんをベタ褒めしている文章は、プロンプトに書いていることそのままです。BingAIでもありますが、ちょっと生成サボってる感じがしますね。
生成例2
これも会話文は普通なのですが、オチで結婚子供エンドしています。会話文で完結させて欲しいのですが、萌えるから良いか。会話文が味気ないと思うのは、あまりプロンプトに書いた特徴が反映されているとは思えないんですよね。仕事で殺人事件と聞いて、「I'm sorry to hear that.(お気の毒に)」って言う赤井さんがいまいち想像できない(失礼)。
どの生成AIでも、料理上手設定は降谷さんに付けてるのに、赤井さんが何故か料理をしているのが出てくるのが多い気がする。不思議です。
会話文を生成してくださいとしか言っていないのに、結構二人をくっつけるエンドに持っていってくれるのはありがたいです。
何度生成しても、英語がちょっと簡単な気がするので、日本版で日本人に合わせてくれてるんですかね。なんか位置情報も取得されているし。
元々ChatGPTで精度を上げる為に英語で書くようにしたのに、初めから日本語対応のものも現れてやってることがちょっと本末転倒になっている感があります。