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MBTIアドバンス編とSTEPⅡを受けてみて

先日、MBTI公開セッションアドバンス編とSTEPⅡを受診しました。学びが多く、とても充実した内容で満足したのですが、どちらも巷に感想が全然落ちていません受けた人いないのかな?レベルです。

私自身、受ける時に情報のなさに困惑したため、「ベーシック編は受けたけど、結局アドバンスとSTEPⅡって受ける意味あるの?受けるならどっちの方がいいの?」と思っている方の参考になれば幸いです。

そもそもMBTIベーシック編ってなに!?無料でネットで受けれるやつじゃないの?の方はこちらを是非🙇‍♂️
https://note.com/akakacaco/n/n817c4f1b73c8

1.MBTIアドバンス編とは

MBTIのベーシック編を受けた方を対象に、より深くMBTIの理論を学ぶものです。
JPP株式会社(通称協会)では大体3ヶ月に1度のペースで実施していますが、ベーシック編同様主に平日の開催が基本です。
個人の認定ユーザーが土日に開催している場合もありますが、基本的に個人開催はできないようで、複数人での実施が基本です。

具体的にはタイプダイナミクス(心理機能)について扱います。

タイプダイナミクス(心理機能)とは      タイプの4文字が互いに相互作用があるというもの。例えば同じTの「ISTJ」と「INTJ」でもISTJのTとINTJのTは異なった働きをするという考え。

16タイプそれぞれに主機能、補助機能、第三機能、劣等機能の4つの機能があります。

例えばENFPだと主機能が外向直観(Ne)、補助機能が内向感情(Fi)、第三機能が思考(T)、劣等機能が内向感覚(Si)となる。           (決め方にも法則があるがここでは割愛。詳しくは座学でみっちりやります!)                                心理機能は主機能がリーダー役、補助機能がサブリーダー役のような感じで、劣等機能は上手に扱えるようになるまで時間がかかる機能とされる。

アドバンス編では「自分がどういう心理機能を持っていて、どういう時に活かされるのか」や「8つの主機能を理解することでタイプ間の差異を知り、自己理解や他者理解へ繋げる」が基本になる印象でした。

また、ベーシック編のように事前にタイプがわかるテストの実施もなく、あくまでワークを中心に自分のベストフィットタイプや心理機能についての深掘りを行います。

ざっくり当日の流れ             ①タイプダイナミクス(心理機能)についての座学②ベーシック編の復習ワーク         ③各主機能ごとに分かれたワークと発表    ④劣等機能やストレスに関する座学      ⑤劣等機能を体感するワーク        
※私はJPP株式会社で受講しました。認定ユーザー実施のアドバンス編は内容が変わる場合があります。

個人的な所感だと、アドバンスは人が多ければ多いほど、タイプが多ければ多いほど楽しいセッションだと感じました。その観点から、JPP株式会社主催のアドバンス編の方が、平日開催が基本というデメリットはありますが、一定の人数は集まりやすいので個人的にはオススメです。

また、心理機能にフォーカスするため、ベストタイプを迷われている方も、タイプを決める一つの情報になりやすいと思います。

私が受けた回では、主機能で迷っている人はベストフィットタイプが明瞭になっている方が多かったものの、主機能は同じで補助機能が違う2タイプで迷っているタイプの方はモヤモヤが残っている印象でした。ご参考までに。

個人的にはI/Eで迷っていたものがはっきりとし、主機能も補助機能も劣等機能もベストフィットタイプで間違いなさそうだと確信しました。

特に最後にやった劣等機能のワークの衝撃は凄まじく、平均点が20点で担当教員が絶句していた高校の化学のテスト以来何も書けませんでした。最初は余裕〜!もしかしたら劣等機能じゃないかも!とまで思った自分の浅はかさを思い知ることになりました。この劣等ワークの衝撃を是非体験してほしい…!

アドバンス編を総括すると
・MBTIの一番の華と言っても過言では無い心理機能にフォーカスする。
・主に主機能の精査を行うため、基本的にはベストフィットタイプ全般に迷いがある人におすすめ。主機能が同じで補助機能が変わる2タイプで迷っている人はもしかしたらモヤモヤが残ってしまう可能性がある。
・自分のタイプだけではなく、他のタイプに関してもじっくり学ぶことができ、他者理解や円滑なコミュニケーションの術を学ぶことができる。

2.MBTI STEPⅡとは

STEPⅡもアドバンス編同様、MBTIベーシック編を受けた方を対象に実施しています。

2021年9月現在、JPP株式会社では2019年の開催が最後となっており、現在開催の目処が立っていません。
そのため、もし興味がある場合はSTEPⅡを実施している個人の認定ユーザーを探す必要があります。

STEPⅡでは「ファセット」という概念を主に取り扱い、「同じタイプでも行動や考えに違いが出るのは何故か」の理由を深掘りしていきます。

あくまで資格のない素人の考えですが、MBTIは特性論ではなくタイプ論であるという考えを補強するような立ち位置になるのではないかと思っています。

ファセットとは各文字5個の計40個の指標のことです。どのくらいその指標が強いのかを事前のテストで調べて、例えばIがベストフィットタイプの人がEの指標が強く出た場合、「なぜその指標が強く出たのか」や「日常のどんな場面でその指標を使っているのか」を考えるワークが基本となります。

「指標が強い」という表現は特性論的な表現ですが、ファセットは日常で使用する頻度が高いほど数値が高めに出る傾向があるそうで、Iのファセットが5つ揃ったとしてもI型である証明にはならないという定義に基づいて今回はこの表現を用いました。

私も実際、ベーシック編とアドバンス編でE型がベストフィットタイプであったものの、Iのファセットが多めに出ました。しかし、STEPⅡのワークを通して環境やT型の影響が大きいのではないかファシリテーターと結論が出て、最終的にはベストフィットタイプはE型で変化していません。

私は個人の認定ユーザーで受講し、基本は前述のなぜ利き手と逆のタイプを使う機会が多いのかを考えるワークを中心に、MBTIの座談会のような感じで進行していきました。今回は友人と参加しましたが、アドバンス編とは違い個人の実施も可能のようです。(JPP株式会社の場合は原則複数人です。)

ファシリテーターに話を伺い、実際にSTEPⅡを受講した総括としては
・アドバンス編がMBTIの理屈の根底であるのに対し、STEPⅡはタイプ論の側面を深めるもの。
・自分は◯型なのに他の◯型の人に比べると、行動や特徴が少し違う気がすると感じている人におすすめ。

3.結局アドバンス編とSTEPⅡどちらを受けるべきか?

いよいよ本題です。
STEPⅡのファシリテーターの発言や私個人の感想を含めると、「まずはアドバンス編を受けて、それでも疑問やベストフィットタイプの迷いが残った際はSTEPⅡを受ける」がベストではないかなと感じています。
STEPⅡのファシリテーターの方はアドバンス編も実施している方で、「アドバンス編は定期的に開催しているが、STEPⅡは希望者がいた場合にのみ開催する」という方針のようでした。

個人的にはどちらも面白く、より深い体験ができたため、MBTIを学びたい!という意欲がある方はどちらも受けてみてほしいなと思っています。

ベーシック編のベストフィットタイプはアドバンス編やSTEPⅡで変化する人は少なくなく、ベストフィットタイプに迷いがある人はもちろん、ベーシック編を受けて「絶対に◯タイプだ!」と確信している人こそ受けてみる価値があるのかなと思います。

長くなりましたが、今後アドバンス編やSTEPⅡを受ける際の参考にしていただければ幸いです。


※この記事はあくまで個人の感想です。
※この記事で不適な表現があると感じた認定ユーザーの方がいらっしゃいましたら、ご一報いただけると幸いです。








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