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写真編1

 この記事に掲載させていただいている鬼生田貞雄の肖像写真は、いずれも著作権が切れておらず、撮影者も不明です。著作者、著作権者からの申し立てがあった場合には、ただちに削除をいたします。またこの写真の撮影者や関係者の方で、鬼生田貞雄やその当時の同人雑誌の状況等について、少しでも御存知の方がいらっしゃいますれば、どんな些細なことでも情報を提供していただきたく、ここにお願いを申し上げます。

 本記事は更新することを予定しており、記事更新のおりには、マガジン購入者に通知がいきます。「写真編1」では作家のゆかりの地、および肖像を掲載し、「2」では当方が所有する雑誌類の紹介をします。

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三春町龍穏院(二〇二〇年撮影)。明治四十一年に作家はこのお寺のもとに生を享けます。広大な面積を有し、建物も豪壮です。裏山には墓地があった、という作家の旧友の証言通りに、現在も墓地があり、寺のはなれが田村中学校の下宿をかねていた、という証言も、(下宿の詳細についての史料は現在、見つかっておりませんが)訪ねてみると卒然と納得がいくところがあります。

 ※ただいま田村中学校在学時代の写真について、現存することを書面上で確認しております(まだ現物は未確認)。

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同人雑誌「作家」第四十三号(昭和二十七年刊行)に掲載されている鬼生田貞雄写真。この号の巻頭には鬼生田貞雄の二三〇枚の小説「離脱」が掲載されています。

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同人雑誌「現象」(昭和四十二年刊行)の第三十号は、鬼生田貞雄追悼号となりました。そこに掲載されている作家の遺影です。

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福島県生まれの戦後作家の唯一の評伝を収録(第73回福島県文学賞入賞)。石上玄一郎らとともに作った同人雑誌から幾人かの芥川賞作家を輩出。ベストセラーを多数出版して、戦後の二見書房の復興に貢献。収容所文学、地元福島県を舞台とした小説でも傑作を書き残すも、地元の福島県内ですらまったくの無名の作家――それが鬼生田貞雄です。

福島県生まれの小説家、鬼生田貞雄についての文章をまとめています。評伝「鬼生田貞雄の文学」は一章部分のおわりまで無料で公開しています。この作…

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静かに本を読みたいとおもっており、家にネット環境はありません。が、このnoteについては今後も更新していく予定です。どうぞ宜しくお願いいたします。