見出し画像

全国100ヵ寺参詣の旅【26日目】何かの1番になる

ありがとうございます。本日も無事に1日を終えることが出来ました。26日目の朝は沼津の聞法寺からスタートしました。

朝参詣を寝坊してしまい、反省気味でお参詣させて頂いたところ、この日は静岡布教区の決起大会が9時から行われるとのことでした。もう少し待ったら始まるということで、拝見させて頂くことに。

数日前にお参詣したお寺がオンラインで映っており、何故か嬉しさを感じていました。そしてふと思ったのですが、生で見るのと画面越しで見る本堂の姿は全く別のものに見えたんです。

美しさやオーラ、温かさも生の目で見なければ感じることが出来ないと思います。今回の旅を一緒に感じて頂けるように始めたInstagram、YouTubeの投稿も、リアルとネットではかなりの差を感じました。

写真を撮ることにも慣れてきたので、今は流作業のように撮っていますが、今一度、皆さんが訪れたくなる、微笑ましくなるような写真を撮れるように改良させて頂きます!

そして決起大会のお話の中で、私がビビッと感じた言葉が「1番になる」という言葉でした。メモを取り忘れていたので詳しくは思い出すことが出来ませんが、私の経験からお話しさせて頂きます。

「1番になる」と聞くと私は少し抵抗があります。それはスポーツの世界を経験してきた背景によるものです。10年間陸上競技(短距離)を経験してきたもので、毎日競い合いの日々でした。

気持ちよく走ることは好きでしたが、相手と競い合うことは正直苦手でした。しかし、目指すは誰よりも速く走ること。当然その過程には普段から勝負の世界で勝ち続けなければなりません。

今思うと軍隊のようなチームに所属していたので、悪く言えば勝つ為に洗脳されていたような感じです(笑)そんなチームの中にいると頭の中は「常に勝つこと」でいっぱいでした。

周りには素晴らしい選手が揃っていたので、毎日気の抜けない日々を送っていました。そんなある日、練習中に怪我をしてしまい故障組として離脱することになります。

メンバーから遠ざかり不安と無力感に襲われ、どうしようとも無くなった時に監督からかけられた言葉が「何かの1番になれ」という言葉でした。

その日から何か1番になれるものを探して実行することに。「スタートダッシュ」の1番、「ベンチプレス」の1番、「声出し」の1番、とにかく1番になれそうなものから手を出していきました。

そこから様々な過程はありますが、どれに置いても誰にも負けないほどの上記3つを手に入れることが出来ました。何かの1番になると、自ずと自信が湧いてきます。

ここは負けても、これだけは負けない!という気持ちになるものです。一人一人が誰にも負けない突出している強みを持つ組織は、強い組織になると思います。

それは大学時代のキャプテンの経験でよく感じました。胸を張って強いチームとは言い切れませんでしたが、技術力がある選手、教えるのが上手い選手、飛び抜けて速い選手など、様々な選手がいました。

不完全なチームだからこそ、足りないものをそれぞれの強みで補っていきます。チームビルディングでもそれぞれの幹部が実力を発揮して頂いたお陰で、最終的にはチームとして成り立つことが出来ました。

これはお寺にも通じてくるものがあります。誰よりも優しいお講師、頭がキレるお講師、お話が面白いお講師など様々います。全部の能力を得ようとしても、全てが手に入らないのが現実です。

御信者さんでも同じこと、誰よりも朝一番に来て手を合わせる、誰よりも率先してお寺の掃除をする、誰よりも大きな声でハッキリと口唱する。何かの1番になることは、抽象的に考えると難しそうに見えますが、具体的に決めると案外掴めそうな位置にあるのです。

自分だけの1番を見つけると自信がつき、それが縁として何かのキッカケに結びついてくると思います。しかし1番になったと思い込まず、「他の人よりも長けてきたからこそ、上手く手を差し伸べてあげることが出来る」と思ってご奉公すると良いかもしれません。

先程のチームのように、御信者さん一人一人が強みを持ったお寺があると、とても魅力的なお寺に変わっていくのではないでしょうか。

私は青年会でスタッフのお役を頂いています。今の話をスタッフに置き換えてみると「上手く人をまとめる人」「進行が上手な人」「書記が上手な人」「多彩なアイデアを思いつく人」「場を和ませる人」「ユーモアのある人」「頭の回転が早い人」

このように上げ始めればキリがありませんが、上記にないことでも「自分はこれだけは負けない」と自信がつくことによって、より素敵な組織になるのではないでしょうか。

ざっくりとした話になりますが「1番を目指す」→「人よりも少し出来るようになる」→「自信がつく」→「相手に手を差し伸べる」というようなループが出来るといいかもしれませんね!

私はまだまだ未熟者なので、若造が何か言ってるな〜くらいの気持ちで見て頂ければ幸いです(笑)本日も読んでいただきありがとうございました!







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?