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テレ東ドラマシナリオ【煮立った関係】


あらすじ

同じ大学のサークルに所属する”仲良し”同期の7人は、鍋パーティーを計画。準備は順調に進んでいると思いきや、この7人各々互いに思うところがあるようで…。
鍋パーティー準備から食事がはじまる端々で「あの時も…」と怒りの回想をしたり、「やっぱりこいつは…」と僻む気持ちでいっぱいになったり。
いつもであれば仕方がないか、と思えることでも、鍋も煮立った今日だけはどうやらすんなりいかないようで。
そんな折、唯一の地方組「まつお」は就職のタイミングで実家に戻ることを伝えようと、何とか話し出すきっかけをつかもうとするも、煮立った雰囲気は止まらない。
決して穏やかな空気ではない中で、それでもいい同期を持ったな~と感慨にふけながら、故郷のネギを噛み締める「まつお」だった。(330文字)


構成

1話ごとに主体者(語る人/目線)が変わる。
冒頭に1つのアクションが発生し、そこから回想シーンを中心に日頃言えない思いや心に抱えていた鬱憤など心の声を中心としたストーリー。

アクションは下記を想定
・第1Round【変わり種に納豆を入れようとする】
変わり種を入れたいって言って納豆を鍋に入れようとする、マイペースボーイ 「はまち」 VS 人の和を乱すな!周りに気を使い過ぎて神経すり減っちゃう系ガール「ミーコ」
→(ミーコside)変に浮いたり、目立ったりすることを避け、人に迷惑をかけないよう無難に生きてきた「ミーコ」は就職活動がうまくいかない。
そんなとき、いつもマイペースのお気楽自由主義「はまち」がミーコの第一志望の企業の内定をとったという噂を耳にはさみ、ミーコの心は荒れ模様。
なんで好き勝手してるあいつのほうが、シューカツで認められるのよ!

・第2Round【買ってきたお肉に気を使わない】
お肉が食べれない…けど余計な気は使わないでもらいたいのに…言いたいことも言えないボーイ 「ちゃも」 VS 鍋と言えば肉だろう!みんな肉食おうぜ!親切の暴力・先走っちゃうボーイ「わだっち」
→(ちゃもside)お肉のジューシーさが苦手で食べれないちゃも。苦手なんだ、とやんわり断っても、良心から「えー、ぜったい美味しいから食べてみなよ。これなら大丈夫だよ」と勧めてくる人への対応に困ってしまう。
たとえば、わだっち。良かれと思って言ってきてくれるのはわかるけど、ちょっと押しつけがましいというか、しつこいというか。
この間もいい焼き肉屋がある、これならお前も食べられるからと言って、半ば無理やり連れていかれたが、食が進まない様子に見かねて、せっかく俺が選んだのにって。
それはさすがに勝手過ぎない?!

・第3Round【わたしがよそうわ!おたま対決】
自虐系あざとさガール 「グッチ」 VS オカンって呼ぶな!素直になれない僻み系ガール「わかこ」
→(わかこside)ちょっと見た目が可愛らしくて、男にちやほやされるからって、自分で何にもしないグッチには正直苛立つこともある。それでもやっぱりグッチと話すと笑いのツボが一緒だったりと面白いことがあるのも本当。
できればこのまま楽しく仲良く付き合っていきたいけど、どうやらグッチ、「まつお」のことが好きみたい…。わたしもずっと気になっているし、簡単に諦められないわけで…この鍋パーティーで何とかアピールできないかな。
それはそうと、さっきからグッチ、わたしの邪魔ばっかりしてきてない?!

→(グッチside)しっかりもので、成績も優秀、他の女の子と違ってネチネチしてこないわかことの付き合いは、正直とっても楽!でもたまに、これ見よがしなアピールにはちょっと引いちゃう。
あと、わかこは無意識かもしれないけど、わたしのこと何にもできない子って上から目線なのもちょっと、ね。
わたしが気になる~って話をしたら、今まで何ともなさそうにしてた「まつお」に最近ちょっとずつアピールしてるのもちゃんと気付いてるし。
嫌いじゃないし、仲いいとは思ってるけどそれとこれとは話が別。そっちがその気ならこっちだって…!


・第4Round【思い出のネギの味】
実は、実家に戻ろうと思うんだ…最後まで打ち明けられない「まつお」 VS …?
→(まつおside)まだ、みんなに話せていないことがある。何の気なしに、気軽に言えれば良いのに、やっぱりちょっと言いにくい。実は東京での就職を諦めて来年実家に帰ることにした。もう地元で就職先も見つけてる。
そろそろ、いい加減、言わないといけないんだけど。。

登場人物

はまち(大学4年生):楽天家、マイペース
ミーコ(大学4年生):気を使いがち、神経質
ちゃも(大学4年生):小心者
わだっち(大学4年生):自分勝手
グッチ(大学4年生):あざとい
わかこ(大学4年生):しっかりもの
まつお(大学4年生):地方就職をひかえる

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