〈子育て支援員研修第2クール〉
○乳幼児の生活と遊び
子どもにとって、遊びはいつも生活の中にある。
親はいつも子どもの生命の保持と、情緒の安定を図らなくてはならない。
やって良いこと、だめなことはもちろんあるが、解らせることを急いではいけない。
子どもが何をやりたがっているかに目を光らせたい。
○乳幼児の発達と心理
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.02と言われている。(私の裸眼と一緒?!)
親は子どもの安全基地でなければならない。安全基地になるには、愛し愛される関係ではならない。そのためには、人間関係が親密で継続的で、両者が満足と幸福感に満たされている状態であるべき。(=精神衛生)
子どもは誰からの言葉を聞きたいだろうか?信頼関係のない相手の言葉など聞こうとするだろうか?
悪いことをしたときだけ飛んでくる大人にはなってはいけない。
○特別に配慮を要する子ども(未満児)
日本の育児や教育において、同じ学年に生まれた子どもたちは、常に時間が均一で同じことを学ぶが、果たしてそれは本当に子どもにとって最善の利益なのだろうか?
子どもの発達状況は、個々の性質でぜんぜん違うわけだから、せめて乳幼児期では、もう一度同じ学年を過ごさせる事ができる制度があれば、ベストコンディションで発育できるのではないだろうか。
子育ては、子どもに常に「快」の状態を作ること。
今の保育所では、気になる子 の存在が沢山認識されているが、現場では 様子を見る に留まっているという。
○乳幼児の食事と栄養
食事において最も大切なことは、家族と一緒に楽しみながら食べる ということ。
そういえば昔、「もっと美味しそうに食え!」と叱られていた兄弟を思い出す。
食物アレルギーにおいて、一昔前には、マツタケ の表示もあったようだが、最近は症状報告が無いため、食品アレルギーの表示から消えた、という。(そんな高級なもの成人だって食べるチャンス希薄である)
○小児保健
子どもの平常時を把握していることが大事。
※子どもは大人を小さくしたものではない!
座薬などの解熱剤は病気の原因を治す薬ではないことを覚えておく。安易に使用しない。
また、咳き込みが激しいときは、口元に蒸しタオルを当てて加湿したり、寝かせるより椅子に座らせて落ち着かせること。
頭を打ったときは、すぐに泣くかどうか。(ビニールシートで滑り、離れた家にまで頭を打った音が響いた音が聞こえて飛び出してきてくれたそうだが、無事生きている私である。)
○心肺蘇生法
日本赤十字社 の講習
よく見る模型を使っての胸骨圧迫と人工呼吸、AEDの使い方。
よく「肋骨が折れても仕方ないから実施する」と言うがそれは間違いで、適切な位置を押せば折れることは無いという。(乳頭を結んだ真ん中の位置、乳児はそれより若干下)
○地域保育の環境整備
最近では待機児童問題は収束したように感じるが、待機児童に隠れた保留児童が存在することは確かである。(保留児童=希望する施設に預けられない人)
どこでも良いから入所させたい!というパターンならば問題ないが、通勤場所や、生活圏を考えたときを配慮して施設の希望を出しているので、そのニーズを解決するにはどうしたら良いか。よくよく考えなければならない。今この間にも、働きたくても働けない親御さんが、いる。行政直営の保育所は、そういった家庭の最終的な受け皿として本当に機能しているか?
○保育者の職業倫理と配慮事項
まずは冒頭、一人ひとりに最適化している教育をしているはずなのにどうして不登校がこんなににも増えているのか、実は教員たちも今の学びに疑心暗鬼でいるのかもしれない、と言う。
保育士と言う職業は、こんなにも過酷なのに専門性が見えづらい職業である。人間教育において、人間の人間性を高めるにはどうしたら良いものか、難しいものである。
○グループ討議
KJ法というものを使い、ブレーンストーミングをした。子どもが遊ぶ際の、「子どもの最善の利益をどう実現するか」
この討議方法は、すべての会議で実践できる方法である。
短時間で効率の良い会議をすることに特化した素晴らしい議論の形だと思う。ダラダラ何時間もかけて椅子に座るまるで昭和の会議とは全く違う。
朝から警報級の豪雨。
田圃には倒れた稲穂。
家に残した家族が心残りだったが、帰宅してみんな無事だった。
養育に対してここまで必死で勉強しているが、乳児への食事やアレルギー、しつけ、ものの言い方からなる信頼獲得、誤飲の危険性等など、こんな講習を受けなくてもまるで当たり前のように平然と日々こなし切るかみさんは like a 超人。
親のコンディションが良くなければ、最大のパフォーマンスは発揮できない、もう少し、気楽に子育てしていきましょう。
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