あかは@ブックナース

ひとりでの読書や映画鑑賞、美術館・書店巡り、登山が趣味です。ソロ活を通して感じたこと、…

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ひとりでの読書や映画鑑賞、美術館・書店巡り、登山が趣味です。ソロ活を通して感じたこと、心が動いたことを文章に表現する練習をしたくてnoteを始めました。 書くことを通じてより深みのある豊かな人間になるのが目標です。

最近の記事

『お探し物は図書室まで』失敗して自分を嫌いになったとき、そっと寄り添ってくれた本

❐仕事歴20年のベテランだと思っていた自分が、仕事で失敗をしたこと 1ヶ月ほど前、私は仕事で大きな失敗をして自信をなくしていました。私は勤めている事務所の所長で一番上に立つ立場にいます。 ある時、私が接客したお客様に対して自分では気が付かないうちに気持ちを傷つけてしまっていたようで、契約をキャンセルされてしまいました。 そしてそのことを所内で一番若く、仕事において能力に足りない面があると時折注意していた部下から知らされたのです。 お客様は私に会ったあとその部下と会い、気

    • 〜推し本より〜『あのこは貴族』山内マリコ著

      先週“noteライブ”を初めて観た。編集者の皆さんのトークがとても上手で勉強になったのと、登場した本が気になり翌日すぐに本屋さんに行き、全ての本をチェックした。 その中で最初に読んだ本が山内マリコさんの『あのこは貴族』だ。読み始めるとどんどん本の世界に引き込まれ、夢中になって最後まで読んでしまった。女性なら誰でも共感できる内容で自分も20~30代を同じようなことを考えて毎日精一杯過ごしていたな、と思った。 特に「女同士で仲良くできないようにされている」のくだりは最も心に刺

      • わたしの本棚『山小屋の灯』

        私は山登りが好きだ。だが子どもを2人育てているとなかなか登山に行くことは難しい。まして山小屋に泊まりがけなど、更にハードルは上がってしまう。 なかなか行けないからこそ山小屋への憧れはつのるばかりだ。 『山小屋の灯』は大好きなライターさんと写真家さんの本で、同世代だからか読むと自分も2人と一緒にその山小屋で過ごした気分になり、至福の時が味わえる1冊だ。 どの章も素敵だが1番好きなのはここ。 北アルプスにある船窪小屋は非常に険しい急登の七倉尾根を登りきった稜線上にあり、8

      『お探し物は図書室まで』失敗して自分を嫌いになったとき、そっと寄り添ってくれた本