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11.エネルギーの種類

11.エネルギーの種類
施術はエネルギーを伝える作業と表現した。その種類は大別すると以下4つ。
⓵ 人と重力によって得られる位置エネルギー。
② 自家発電して筋肉運動によって生み出される運動エネルギー。
⓷ 人プラス道具によって生み出される複合型のエネルギー。
④ 電気エネルギーをラジオ波や超音波、電磁波など他の物理的な刺激に変換して伝えるマシン使用型のエネルギー。

位置エネルギーの理屈が分かっていると、カラダの置く位置や使い方で、無駄に疲れることなく施術を行う事が出来る。大切な事は地球と仲良くし、重力を上手に使わせてもらうというイメージである。痛みや疲労を地球に逃がし、沈めて、飲み込んでもらう、というイメージを持つたりもする。人間は自然の一部である。

押す、揺らす、引っ張るなどの運動エネルギーを用いる時も、位置エネルギーの理屈が分かっていると効率よくエネルギーを伝えることが出来る。がしかし、絶対的に必要なことはセラピストの総合的な身体能力である。位置エネルギーの場合、単純にセラピストの体重がモノをいうが、運動エネルギーの場合、セラピストが自家発電できるエネルギーの総量が求められる。強さや早さ継続できる時間などは、セラピスト自身がトレーニングをし、常にベストコンディショニングで挑む習慣がついていなければ、平均的な評価は落ちざるを得ない。
(中略)
言い訳は成長を止める。失敗は仕方ない。大切な事は、その失敗を客観的に振り返り、原因を推測し、同じ失敗を繰り返さないように準備する。その積み重ねが神の領域へと続く階段である。
(以下略)
曽田正人著capeta(カペタ)14巻 2007年7月 出版社 講談社
第51話 平がレース中にも蛇を発見するが避け切れずに敷くシーン。その敷いた時の感覚をお尻で感じ取り、いつものやつより固かった、緊張していたのかな、という。本人も「って、ほんとかよ…でもなんか伝わってきちゃったんだけど」と言う。

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