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健康に留意している人は保険料を地域通貨でバックしてもらえる仕組み

香川県において、運動推進の出発点は『糖尿病』と『部活動の地域移行』問題の解決。 ただもっと大きな視点で現代人の生活スタイルを見つめると、糖尿病や部活に関係なく、全世代に広義の運動が必要で、健康に対するリテラシーを高める必要性がある。そういった取り組みは、医療、介護、福祉などの社会保障費の削減。認知症、鬱、フレイル予防、生活習慣病や慢性的な腰痛、肩凝りの予防など、全世代に渡ってメリットがある施策である。
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ここで改めて。定期的に運動を継続すれば生活習慣病のリスクが下がる。また生活習慣病を回避できれば、癌や心筋梗塞、脳血管疾患などのリスクも下がる。更に将来的に要介護や認知症になるリスクも下がる。入院や介護の必要性が減るという事は、そこに割いていた人材、予算、時間を別の事に向けられるという事であり、経済的にも精神的にもプラスの効果がある。
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さて、国の保険の仕組みとして、運動している人もしていない人も関係なく、給与に応じて社会保険料が定められているが、健康に対して運動や食事面で努力している人は、保険料が少なくなるのが、公平な仕組み(何でも全員一緒と言うのは悪平等)。しかし保険額は変えられないので、定期的に運動する人、健康の維持増進に積極的に取り組んでいる人には、健康保険料の一部を地域通貨でバックする、というのが最初に考えた仕組み。
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そういう保険って無いのかなぁと検索したら『住友生命「Vitality」』というのを発見。私、回し者ではありませんので悪しからず。
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しかしこの住友生命「Vitality」は良く考えられている。行動経済学に基づいた新しい保険。運動習慣や定期健診の有無、また健診の数値によって、保険料が変動する仕組み。健診ポイント、リワード、目標達成プログラムなどを設けて、運動の習慣化や日頃から健康への意識付けを高める(割引率最 大30%引き)。 
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この『普段から健康に留意している人は、将来的に病気になるリスクが低いので保険料を下げても採算がとれる』という発想を地域でも実践するというのが生西が最初に思い至った事。 で、保険料は簡単には上下できないので、地域通貨を用いて、健康維持に励む人にはインセンティブを与える。
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最初赤字でも、1年2年と続けていれば医療費、介護負担が減るし、働ける人、時間、期間が長くなるので税収は増える。その医療費や介護負担が減った分を地域通貨の原資に利用する。きちんとデータを取り、予算と実績を検証して、他の地域にも仕組みを提供。
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という内容で作ったのだか、話が大きすぎて、どこに持っていけば良いか分からなかったので、とりあえず知事室や市長室にメールしたり、メアドが書いてある市議、県議に送ったりしました。今は別の路線を考えてますので、また次回以降お話しします。

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