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香川県の地理と気候と街の特徴

香川県は四国の右上に位置する日本一小さな県。年間の降水量が少ない上、山地、平野、瀬戸内海と距離の短い急勾配河川のため、水の確保が難しく毎年のように水不足に陥る。狭い範囲に住宅地が密集し、そのエリアでは道路網が行き届いているので、生活必需品が車で15分圏内にあり便利。少し足を伸ばせば海も山もあるので、住みやすく住み心地が良い。
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この気候と地形と街づくりから生まれた県民病が糖尿病。降水量が少なく、稲作には向かなかったので小麦が栽培された。乾燥させるのに適していたので、塩と砂糖が製造されてきた。小麦と塩でうどんが名産となり、砂糖は上等品として扱われていた名残から、甘めの味付けが贅沢な象徴とされ、郷土料理は甘めになっている。で、住民の便利のためと考えて張り巡らされた道路網のため、車移動が主になり、歩く機会を損失した。
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気候、地形、街づくりの政策。この3つが引き金となり、糖質の過剰摂取と運動不足が日常化し、多くの糖尿病患者プラス糖尿病予備軍を生み出してしまっている。
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便利になる事は止められない。しかし便利になり、人間が動かなくて良い、考えなくて良い、となる事は、老化退化廃人化を早めると考えて、どこかで線を引くか、別に予防しなくてはならない。便利になった分、健康から遠のいては本末転倒である。
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