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熱量の行方

自分では
暑苦しい文章を書いていたとしても全く無自覚で
自家中毒じゃないけど
自分で自分の熱量に火傷するなんてこともないし
人に言われて初めて
え?そうなの?アタシって土手走る金八先生みたいなやつだったのって
薄い胸に手を当てちゃうくらいで

自分で自分の文章の温度を計ったことはない

だってこれが自分の平熱だから笑
ただそう思うことをそうと
そう思わないことをそう思わないと
書いているだけ

けれども

人が熱量込めて書いてるのは
読めば分かる笑

そういう文章には多分熱伝導というのか
マリリンモンローの映画でお熱いのがお好き?ってあった気がするけど
伝播する力が強いから
引力引かれて惹かれる

ちゃんとしたものを読みたいと思うのなら
本屋に行けばいい図書館に行けばいい
本がゴマンと古今東西列をなして本棚で鎮座している
それは間違いなく私を創造の世界に連れて行ってくれるし
正しい知識を理路整然と効率よくインプットさせてくれる

赤毛の出番なんて本来書くことにはないと思っている笑

ただ

もしあるとすれば
個別性だと思っている

自分しかこの人生を歩くことができないわけで
人は一冊だけは本を書くことができる
それは自分の人生についてだとよく言われるけれど
この順番でこの出来事に遭遇してこういう経験値を積み重ねていくことは
自分の人生だけのオリジナルだ

見るもの聞くもの全く同じ人間はいないし
その無限の組み合わせが
その人らしさをモザイク曼荼羅みたいに描いて
自分が見てきたことを書くことは自分だけにしかできないと
そう思っているから
恥も外聞もなく人生とっくに折り返してから
シコシコと書いている

昨日仕事上のメールで
物凄い熱いメールを開封して
うわああスゲエ前回の会議でこんなこと
これっぽっちも提案されてもいなかったのに
担当者の思いだけがブチアガッテいて
この発信者の熱量は受信者に届く間に冷めてしまっていて
何なら凍りついて解凍しなくちゃいけないくらいだろうなと思うと
(ジッパー付きの書類みたいに)
何とか彼の熱量をほんの一部でも届けるためには
やっぱり文字だけじゃ難しい
キャッチボールは向こうに相手を立たせてからやりましょうよと
これは壁打ちだと私は思うんだけどどうかなと
電話をかけてみた

声に乗せての方が熱は届くし
だからロックは胸に響くんだし
その熱量もったいないです文字じゃ冷えてますよ
ライブやりましょうよ、え?私たちはバンドじゃない?
ああそうでしたね、じゃあZOOMで取りあえず一回共通のテーブルに話題を載せませんか?

と最初は自分の提案を批判否定されるのではと
ファイティングポーズガードを高く上げていた彼だけど
キツネにつままれたみたいな素っ頓狂な声で

そ、そうですねと苦笑いしてくれた

今日の熱量はBUMPの夢の飼い主からもらいました
おすそ分けをどうぞ

追伸
自分自分って何回書いたんだろ
読み返してみて赤面

自分ばっかだあーあー
(byRADWINPS)




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