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今夜の母子の押し問答

実は長女は私のnoteをパトロールなんだか
かなりの頻度で読んでいる
次女は一個も読んでいない(と思う)

書くようになって
そしてそれを彼女が読むようになって
実は二人の間に流れる空気が
変わったように勝手に思っている

互いの自己表現に対する
親子を越えた
一人の人間としてのリスペクト

長女はborn to be artistというか
物心ついたころにはもう描いていたし
軽音で楽器を鳴らしていたし
赤毛のことは
生活を回す人だと
表現者じゃないと思っていたと思う

2人の間にはきっと深くて黒い河が流れていたと思うけど
ママもこっち側の人間なんだねって
頼まれもしないのにせっせせっせと
寸暇を惜しんで書いているのを見て
ニンマリ笑っているかもしれない笑

時々長女は感想というか
コメントをくれる

ママの文章、平沢進に似ている

おお、それって間接的に好きって言ってるのと同義だよ
自分の心酔するミュージシャンの書く文章と
自分のお母さんが書く文章が似ているってさ
多分、好きとは言えないだろうけど
身内だからさ
でも、かなりの誉め言葉ね笑
うれしいわ

うーん、好きっていってるわけじゃない
ただ、似てるって思っただけ

理系は嫌だよこれだから
言葉の意味が限定的なんだよね
でも、翻って(ヒルガエッテ)そういうことでしょ

いや、翻ってとかないし
勝手に訳さないでよ

ママってワザと難しく書いてるでしょ
わかんないように

うん、そうだよ
ワザとだよ
例えばさ、若いじゃなくて早熟
青いじゃなくて君と羊と青と(RADです)
近いじゃなくて喫緊
陳腐でチープな形容詞は嫌いだね
名詞で攻めて書いてるよ笑

簡単に分かり易くってのは
全然考えていない
ライフハックじゃないし
役に立つことなんてミリも書いてないし
何なら目指すのは
明日には使えない無駄知識だから笑

うん
平沢進の文章もさ、わざとわかんないように
難しく書いてあるのがわかるんだ

あと、ママの文章も、ふざけてる笑
バカバカしい

うん、そう
フザケテ書いてる
自分自身が書いていて楽しいように書いている
おじさん構文って言うんだか
親父ギャグだろうが
(ママの場合はオバサン構文オバサンギャグ)
韻を踏んだら立派なラップだと思っているし
構文ってことは文章に構造があるってことやし
対句に比喩
言葉遊びして
脳内を喜ばせてるよ笑

あとね、多分似ているとしたら
一番の類似は
そう、どちらも
こねくり回してるのは
屁理屈笑
何の役にも立たない
その人の頭ン中でだけ成立している
美しい屁理屈の世界を
延々と外側に向けて発信しているってことじゃないかな笑

ああ、そうだね
屁理屈だ笑
クソの役にも立たないやつ

いや、クソの前触れだし
クソの役には立ってるんじゃない?

それが
屁理屈だよ、ママ笑


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