
我が家流 かまくらの作り方。
冬です。
子供の頃は冬が楽しくてしかたなかった。
雪のなかを転げ回ったり、家のすぐそばでもスキーやソリはできた。
その中でも一大イベントはかまくら作り。
大量の雪が必要なかまくら。
それだけの雪があれば誰でも作れると思いがち。
しかしかまくらは、それだけでなくちょっとしたコツが必要なのである。
まずは雪の質が重要。
俗に言われる パウダースノー という雪は、かまくらには不向き。
湿った雪をガンガンに積んでギッチギチにする。
昔、我が家ではだいたい屋根から雪下ろしした大量の雪を使った。
屋根からはだいたい同じところに落とすので、雪がギッチギチに締まる。
ひと晩かふた晩過ぎると、それはもう巨大なカタマリになるので、かまくら作りには最適な雪になりますね。
今の時代では除雪機を使って雪を集めたほうが効率的かも。
その場合は雪のカタマリに水をかけて、何日か締めることが大切。
中がフワフワのままだと掘りやすくはなるけど、強度が保てずつぶれてしまうのである。
子供は毎日どんなことで遊ぼうかと退屈だから考えていたけれど、大人はいつの時代でも忙しかった。
でも稀に子供の遊びに付き合ってくれて、かまくらを作るだけの雪を残しておいてくれた。
それを子供は一生懸命人が入れるように穴を掘る。
秋田だったか本格的なかまくらを作るような地域があったと思うが、そんなふうには子供の力ではできないが、子供がひとりくらい入れるようなものはかろうじて作れる。
子供自身は やりとげた! そんな達成感をもってかまくら(もどき?)に入って悦に入るのである。
このかまくらもどきにはもうひとつ便利な機能があるのはご存じか。
それは自然の冷蔵庫。
かまくらを作った巨大な雪のカタマリにちょっとしたくぼみを作り、そこに何かをいれる・・・たいていはミカンなのよね。
そう、天然の冷蔵庫(冷凍庫)を設置するのだ。
朝登校前にミカンを入れておくと、学校が終わるころにはキンキンに冷えている。
・・・ま、凍るところまではいかないか。
そんなちょっとしたことでも面白かったんだよなぁ~~
だから50過ぎた今でも雪がどんどん降ると、ちょっとはわくわくしちゃうのよww
やだやだ。
今はホント、雪が降る・積もるのは苦痛なのに。
で。
なぜ今こんなことを書いたのかというと。
子供から聞いたのだけど、どこかのユーチューバーがこの冬、かまくら作りをしたいと聞いたから。
他人が口を出すことじゃないけど、本気でやるならリサーチや道具をしっかりしてね💛ってことだし、ふざけてやるなら・・・なんでもいいか(爆)
仕事行かなけりゃ私もひと冬でかまくら作りにチャレンジしてみたいよなー
いいなと思ったら応援しよう!
