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国境があいた今。時を超えて世界はどう変化しているの?

続々と世界の国境が開いてきた今。
世界はどんな状況になっているのか、
私が過ごしたアフリカ(タンザニア)のコロナ事情や、2年越しの途上国事情!
そして、世界の孤児院のオーナーさんから聞いたリアルな生活をお届けします。

(私が見てきた&現地に住んでいる方に聞いたお話なので、
これは世界のほんの一部の切り取りです!)

その1
コロナと共生していた!

「海外ではマスクなし!」と報道でよく見かけますが、やっぱり本当です!
タンザニアでも、ほとんどの人がつけていませんでした。

なんとタンザニアの大統領は、コロナが大流行していた時も途中まで、
コロナの存在すら認めていなかった国。
だから、より一層コロナを過剰評価していなくて
「スイカ、マンゴー、バナナをミックス!!これでコロナ大丈夫~~☆」
「とりあえず、ジンジャー飲んどき!」
といって、フルーツジュースやジンジャーチャイを飲ませてくれます!!

ホストファミリーのお兄ちゃんも、
「コロナ?そういえば前かかったわ~」とそんな大そうなことなく呟いていました。

アフリカだけでなく、アジアの国々でも
「コロナか~。もうかかっても仕方ないし、風邪と同じような立ち位置になったよね」
と住まわれてる方、みなさん口をそろえておしゃっていました。

※ちなみに、フィリピンではたぶん世界で唯―いまだに、学校閉鎖が一度もとかれていません…

日本にいては気づきにくいですが、世界はコロナにもっと寛容なようです。
(コロナが流行った当初にあった、アジア人差別ももうありません!)


学校もいつもどおり!

その2
めちゃめちゃ発展していた!!

正直、行くまでは街の状況は、2年前の時と同じか、それよりもっと沈んでいるか…という状況を思い描いてました。
(だって日本の生活は耐えることをしいられてきたから)

しかし、さすが途上国!!変化のスピードが半端ない!!

新しい道や建物ができている!!
電車やバスが分かりやすくなっている!!
停電の回数が減ってる!!
学校も、子ども達が増え新しい校舎で、活気があふれ出てる!!

2年とは思えないほどの、変化ぶりに驚きの連鎖…!(笑)

なんたって、タンザニアの経済成長率は約6%!
(日本は約2.4%くらい)

いつも、過ごしてるタンザニアのお家でも、
2年前にはなかった電子レンジや冷蔵庫が登場していました!!(笑)
それに、ホットサンドメーカーやポテトフライメーカーまで!
道端の露店販売にも、冷蔵庫がずら――――っと。(笑)

(でも、せっかく冷蔵庫家に置いてるのに、こまめにコンセント抜いたり、さしたりして節電!ほぼ冷蔵できてない!!(笑))

他のアジアの国々でも、コロナで経済が落ち込んでいると思ったら、
その村や小さな地域の単位で、むしろ活気が増しているようす。

外部に、資本や資源を持っていかれず、
その土地に過ごす人が、その土地にねざして、小さく商いを回していく。
むしろ、皮肉にも、コロナがおこしてくれたことは、めっちゃ理想的ではないか!!と感じます。

でも、カンボジアでは政府が強制的に、孤児院の環境改善だといって道にアスファルトを敷くのを求めてくるそう…
(場所によっては、色んな風景が発展によって過剰に変化させられてるかもしれません)


街の布屋さん!
フェリーのなか
快適なバス停
お洒落なお店もどんどんと!


その3
発展の裏には、格差の広がりや、道徳観の変化も…?

きっと日本で生活している皆さんもヒシヒシと感じる、お金がないと、苦しい社会。
さらに、世界的な物価の価格高騰が生活を圧迫しています。
アジア諸国でも、ホームレスの人たちは裏で増えているそうです。

外からのパワーに支配される前のアフリカをはじめとした世界は、
きっととても豊かだったはずです。

ニジェールのある村では、
“なぜ今暑いのか、寒いのか”を、村の大人の男性たちが集まって話し合うそうです。
そこには、ネットがないから、片手でポチポチで答えはでてきません。
学校にはいかなくても、兄弟たちと愉しく話し合いながら水を汲みにいきます。

そんな生活にこそ豊かさがあると、その村の方々は知っていて、
その体温がのっている温かい時間をとても大切にされています。

年長者は知恵をもった人として、敬っていく存在。
それが今では、お金を持っている人が偉いとされ、道徳観がどんどん薄れてきていると教えてもらいました。

必要な分だけ、みんなで分かち合いながらいただいていた生活や
人として見失ってはいけない道徳観がどんどん崩されてきているのも、今の社会。

ゴミが道端にいっぱい溢れてきたのも、そもそも自然に返らないゴミという概念がなかったから。
そして、支援品だと送られてきた多く衣服や電化製品が、ゴミ山をつくります。

それでも、やはりアフリカの方々やその受け継がれてきたアフリカン魂は、やっぱり強くしなやかです。
発展しても、ポーレポーレなアフリカンタイムや、目の前の人と向き合う時間は、とても大切にしていらっしゃいます。


いつも「生きる」ことを学ばせてもらってばかりの、海外という場。
想像している何倍も、
日本でいわゆる今まで普通だとしてきた「生き方」を考えなおさせてもらえます。
そして、想像している何倍も、この世界は美しくて、温かくて、私達と同じです。

身体全身で、地球の息づかいを感じてきてください!

よい旅を!
サファリンジェマ!


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