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馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない
この「ことわざ」ご存知ですか?
この言葉はイギリスのことわざで
You can take a horse to the water, but you can’t make him drink
ってなってるんだけど
馬が水を飲むかどうかは馬次第なので、人は他人に対して機会を与えることはできるけど、それを実行するかどうかは本人のやる気次第である
という意味ですね
私は自分の子供を育てながら
時々このことわざを思い出していました。
「この離乳食、このおかず食べればいいのに」
「そんなに眠いならぐずらずに寝ればいいのに」
「朝、眠くて機嫌悪いなら早く寝ればいいのに」
「宿題さっさとやればいいのに」
「もう少しだけ頑張ればいいのに」
「こちらを選んだ方が絶対いいのに」
などなどなど
いろんな場面でいろんなアドバイスをしても
先回りしたつもりで機会を目の前に与えても
それを選ぶか選ばないかは
やはりその子本人にしか決められないのだと
つくづく思い知らされた子育てでしたよ(笑)
今月は離乳食やお食事に関するLINE相談がとても多くて
また久しぶりにこのことわざを思い出してしまいました
離乳食もお食事も
本当にね、ちゃんと食べればいいのにね(笑)
ママが一生懸命作ったんだからね( T_T)\(^-^ )
でも元々、子供にも生まれながらにすごく個性があって
「食べることが大好きな子」
反対に、あんまりそれを重要視していない子がいるように思います
だからその点は全然ママのせいじゃないと私は思ってます
では、ママができることは何か?って考えると
「楽しそうな食事の時間を作る」ということじゃないかなと思うのです
食べる食べない、量が多い少ないよりも
「いただきま〜す💓」ってはじめて
「ごちそうさまでした〜💓」という時間を確保するということです
これは子供本人の力ではできないのでね
そして一回にどれだけ食べるかはその子が決めるので
全然食べない日もあっていいし、結構食べたなあって日があってもいいし
ご飯も手作りで頑張る日があってもいいし
市販品を使う日があってもいいし
そこはママの良いように
だけど「その時間を作る」っていうことは続けてみませんか?
あまり食べたがらない赤ちゃんには
赤ちゃんにもスプーン持たせてあげて
お茶碗のお粥やおかずをトントンと
つっつく遊びになっちゃってもいいから
食事に参加させてあげてみてはどうでしょう?
手で握れるものなら手に持たせてもいいし
手の平でも手の甲でも塗りつけてあげても良いよね
それが偶然お口に入って
「ありゃ?なんじゃこりゃ」って新しい味覚の体験になるから
今日は変な味を体験したなあってだけでも良いじゃない?
そして飽きちゃったら今日はそこまでということで
「食事は遊びではない!!!」とかおっしゃる方もいるかもですが
最初は遊びと食事の半々でも良くないですか( ^∀^)
いろんな栄養のことや心配はちょっと隅に置いて
まずは楽しい時間っぽくなる遊びにしてみると良いと思いますよ
特に離乳食は栄養がどうのこうのというよりも
「おっぱいやミルク以外にもこの世界にはこんな味のこんな食感のものがあるんだよ〜」
って体験を赤ちゃんにさせていくものでもあります
初めての体験は
赤ちゃん自身も危険から身を守るために警戒する本能を持っている
とも言われてますし
その警戒心レベルも子供それぞれで違うと思います
だからね
気長に行きましょう
人間を動かす「動機」は「楽しい」という感情だけなんです
お食事なら「美味しい」という感じね
あとは叱ったり脅したりする方法とかでも一時は動くけど、それは一瞬です
つまり本人がその気にならなければ
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」のですね
とはいえ
離乳食やお食事のお悩み関しては
人それぞれいろんなパターンや事情があると思うので
LINEにご相談いただければまた個別にお話しましょうね
今日は「楽しく」っていうのが
人間を動かす「動機」になるよ〜
っていうことを知って頂ければなあ・・・と思って
お話ししました
ではまたね♪( ´θ`)
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