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インターネットに勝る年の功

焦げた鍋

私が小学6年生の夏休みの話です。

母親が所用にて少し家をあけている時期がありました。
父親は料理が得意ではないので、私が料理をしていました。

といっても、小学校の家庭科の調理実習で覚えた程度ですが。
煮るか、焼くか、です。

ある日、肉じゃがを作ったら、鍋が真っ黒にこげてしまったんです。
火力を少々誤ったんでしょうね。

鍋にこびりついた真っ黒なコゲは水につけてもとれない。
ゴシゴシ洗っても落ちない。

父から「おばあちゃんに聞いてみたら?」の助言を受け、
当時、近所に住んでいたおばあちゃんに、
「鍋焦げちゃった~(泣)」と鍋を持っていく孫、わたし。

お天道さんの下で干しとけばとれるよと教えてもらい、
実行すると…

落ちたーーーーー!

ピカピカの鍋に戻りました。
おばあちゃんの知恵すごい!

おばあちゃんの知恵袋

おばあちゃんの知恵袋なんて言葉ありますけど、
最近はおばあちゃんの知恵に頼ることが減っていっているのではないかという気がします。

もっと伝統的な習慣の話をすると、
村の長老に意見をあおぐみたいなこともほとんどないでしょう。

「亀の甲より年の劫」なんてことわざもあるように
日本では、年長者の経験を重んじる風潮があります。
いや、“ありました“なのか?

やはり核家族化に加え、今は暮らしの悩みはもっぱらインターネットに頼る時代ですもんね。

インターネットすごく便利です。
たいていの情報は出てきます。

もはや、年の功って敵わないのでしょうか…?

なんとなく、おにぎり

年齢の重ね方

インターネットと共に年を重ねていく私たちは、
この先、年の功を得られるのでしょうか。

単純に知識があることは特別な価値にはなりません。
この時代に歳を重ねるという事について考えます。

昔の人は裕福ではない時代に苦労してきたからこそ、生活の中で様々な工夫をして、知恵が身についていたんじゃないか、という気もします。
単なる私のイメージですけど。

だから、今の時代なりの苦労を経験して、自分なりに答えを見つけていくのは大事なのかもしれないと思います。
試行錯誤です。

ちゃんと生きてきたんだなという軌跡を感じられるような、そういう人生経験を積んでいきたいです。
よく悩み、よく考えよう。


お読みくださりありがとうございました!

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