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知らないギャルと相席した話

大学時代の話

今から10年以上昔の話です。
大学生の私は、下宿先の近くのマクドナルドで、試験勉強をしていました。

なにやら視線を感じて、ふっと顔を上げると
柱から覗き込むようにこちらを見つめるギャル。

髪も染めない、化粧も薄い、ピアス開いてない、服もシンプルーそんな飾り気のない見た目の大学生の私とは、関わることがないタイプのおしゃれでかわいらしいギャル。

どういう風に話しかけられたかは覚えていないけれど、どうやら私に激似の友達がいて、なんで無視するんだよって思って見つめていたらしい。

私のドッペルゲンガーはこんな派手なギャルと友達なの!?ということに驚きました。

人違いだと伝わったところで、終わるかと思いきや…

「一人でマックさびしくないですか?」「一緒に食べてもいいですか?」
と言って、私の前の椅子に座るギャルちゃん。

そこから結構しばらくしゃべっていたと思います。

実は同い年であること。
ギャルちゃんはパチンコ屋で働いてること。
あとははっきりとは覚えてないけど、
パチンコ屋さんのゆかいな日常を教えてくれたような気がします。

普通に盛り上がった。
こちとら地味な大学生だというのに。

見知らぬギャルとマクドナルドで相席する謎のシチュエーション。
そんでコミュニケーション能力高すぎる。

人違いというのは作り話で、
一人でマックで食べるのがさびしかっただけなんじゃないかと、後から振り返って思います。

いや本当かもしれませんが、
それを口実に相席をねらっていたのが真の目的であることは間違いない。

さびしがりやのギャルかわいい。



今日はふと思い出した昔話をしてみました。

お読みくださりありがとうございます。

地味な大学生だった私は、現在博士課程に在籍する地味な文系の院生になっています。
論文を書き上げるために苦闘中です。

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