戦いを挑んでくる男子たち

思い出の箱から出てきた紙

大人になる過程で、たくさんの物を手放しつつも、
これは取っておこうと決めた物はどこに引っ越すときも持っていきます。
そのうち、小中時代の思い出の品々を入れている箱があります。

久しぶりにその箱を開いたのですが、
シール帳やら、プリクラ帳やら、プロフィール帳やら、
当時の懐かしい品々が入っている中で、
メモ用紙が三枚はさまっているのに気づきます。

手紙かな?と思って開いたら、

何かわかりますか?

私は、自分で書いてるからわかります。
これは百人一首の暗記メモです。

この覚え方はオリジナルのモノなんですかね。
たぶんそうでしょうね。
この暗記方法、句の全体を覚えていないのはいかがなものかと思いますが、
それは百人一首を実際にやってくうちにだんだん頭に入っていく部分もあるでしょう。

字がまさに平成の女の子ですよね。
まあ自分の字なんですけどね。
今はもちろん全然違います。
(ちょっとは名残あるかもしれません)

負けず嫌いの男子

中学でも高校でも授業で百人一首をやりました。
どこの学校でもあるんですかね…?

中学のときの話。
まだ数首しか知らないような段階だったのですが、
授業で百人一首をしたところ、
私、クラスの中ではなかなか成績がよかったんです。

その次の授業で、「今日も百人一首します」と言う国語の先生。
なんでも、「たかし(仮名)が、『もう一回百人一首やってください。○○(私)さんに勝ちたいんです!』って強く希望した」らしいです。

たかしくんはクラスの中心グループにいる元気な男の子という感じで、
私は地味で周りからは真面目なガリ勉女子という印象だったと思います。

ふだんは特に話すこともないような男子に、ライバル視されていることを知って驚く私。
たかしくんの、皆の前で言うなよと言いたげなバツが悪そうな表情は今でも覚えています。

そのリベンジの結果は覚えてません。
私はそこまで勝ち負けにこだわってなかったのでしょう。
前回の授業で私の枚数に及ばなかったことが悔しくて、密かに覚えてきたのであれば、けなげで微笑ましいなと思ったことの方が、今でも強く印象に残っています。

闘争心を燃やす男子たち

女子はそういうことなかったんですけど、
男子は何かと競いたがる気がします。

中学の定期考査のとき、
テスト返しのたびに毎回「何点だった?」と聞いてくる男子もいました。
勝ったり負けたりしてました。
私はそんなに悔しいと思うこともなく、なんかそのやりとりが楽しいなと思ってました。

高校に上がった時、別の高校に通う知り合いの男子に、
「定期試験何位だった?」と食い気味に聞かれたことがあります。
彼は高校で相当勉強を頑張ってクラス順位を上げていたみたいです。

私は高校ではだいたい2位でした。
(クラスにどうしても敵わない天才が一人いた)
それを彼に伝えたかは覚えていません。
適当にはぐらかしてしまったかもしれません。

私自身は100点を取りたいという気持ちはあったけれど、
誰かに勝ちたい(1位を取りたい)という理由で、勉強したことはありません。
でも、そういうモチベーションで努力できるのはいいことだと思います。


お読みくださりありがとうございました!

本日も良い一日をお過ごしください。





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