保健室の正しい利用方法

保健室に集まる

思春期真っ只中の中高生時代

学校のなかで保健室は特別な場所だったなと思います。

私の思い出だと、特に高校生の頃お世話になりました。
わりと健康少女だったので、体調不良や怪我などでお世話になることはあまりありませんでした。

でも、体は元気だけど保健室にいく。
事情は各々あるかと思いますが、
そういう学生さん、今も昔もたくさんいるかと思います。

受験生の頃は本当に精神的に不安定です。
不安で仕方ないし、自分は強迫観念にとらわれていたようにも思います。

授業中に耐えきれず「具合が悪いので…」と保健室に行ったこともあります。

といっても具合は悪くないんです。仮病です。
ただ心がもたなかっただけです。

でも今思うとそれは仮病ではなかったと思います。
心の不調だって、調子が悪いうちに入るのです。

授業中に抜けて保健室に行くと、
他にも体は元気だけど気持ちが元気ではない先客が二人ほどいます。
その友人と合流して、おしゃべりをする。

保健室の先生は理解のある方だったんだろうと思います。
なにも触れずに、保健室に集まる生徒を勝手にしゃべらせておくのです。
終業のチャイムが鳴り、保健室の生徒は気が済んだら教室に帰ります。

教室に戻っても体調大丈夫?と聞かれません。
気持ちの問題だと、クラスメイトもわかってるので。
お互いがお互いに暗黙のうちに理解していたなと思います。

あれがあったおかげで、なんとか学校生活を続けられていた気がします。

専門的なことは知りませんが、
保健室という場所は、
熱があるとか、体がだるいとか、どこか痛いとか、
そういう体のコンディションだけではなく、
心のコンディションを整える役割も本来はあるだろうなと思います。

少なくとも私の母校の保健室はそういう場所でした。
いい場所だったなと思います。


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