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創作のためのボキャブラ講義

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創作のとき、自分のボキャブラリーが少ないと嘆くことは誰しもあるもの。そんなボキャ貧のため、創作物を題材に新しい言葉を覚えるための講義を開設。一緒に言葉を学んでボキャ貧を脱しよう!
運営しているクリエイター

記事一覧

「ボードビリアン」 『パルプ・フィクション』:創作のためのボキャブラ講義35

本日のテーマ題材 「パイロット版に出たんだって?」 「人生一度だけの栄光」 「どんなやつ?…

「憲法修正第4条」 『ダーティハリー』:創作のためのボキャブラ講義34

本日のテーマ題材 「いきなり押し入って拷問するとは何事だ。医者も弁護士も呼ばないとは。人…

「ババヤガ」『ジョン・ウィック』:創作のためのボキャブラ講義33

本日のテーマ題材 「奴は以前、我々の仲間だった。別名は……ババヤガ」 「ブギーマンか?」 …

「コモディティ」 「ジュリアーニ」『サブウェイ123 激突』:創作のためのボキャブラ…

本日のテーマ題材1 「いいか? 俺がやりたいのは当日決済ってやつだ。コモディティ、つまり商…

「ポータブルギムナジウム」 浦沢直樹原作『PLUTO』:創作のためのボキャブラ講義31

本日のテーマ題材 「ほら」 「ポ、ポータブルギムナジウム……? ……兄ちゃん、その腕」 「…

「フランク・シナトラ」 『追撃者』:創作のためのボキャブラ講義30

本日のテーマ題材 「これってなんなの?」 「なにが?」 「私だって、理解しようと頑張ってい…

「ダモクレス(の剣)」 『ポーラー 狙われた暗殺者』:創作のためのボキャブラ講義29

本日のテーマ題材 (前社長である父親が集めた骨董品の剣を一通り振り回した後) 「ご覧のように、剣はまさにダモクレス社そのものです。そして……これは中でも特別な剣」 (中略) 「ダモクレス社買収にあたって質問が。御社は現在2900万ドルの負債を抱えていますね」 (本編22分ごろ) 意味 ダモクレスの剣  シラクサの王ディオニシオス廷臣ダモクレスが王位の幸福を称賛したところ、王が彼を玉座に座らせその頭上に剣を吊るした故事。転じて栄華の中に常に危険が迫っていることのたとえ。

「イナフ」 野際かえで『便利屋68業務日誌』:創作のためのボキャブラ講義28

本日のテーマ題材 「こっこんなのでいいんでしょうか…」 「イナフよハルカ! その調子でやり…

「器用仕事」 西尾維新・岩崎優次『暗号学園のいろは』:創作のためのボキャブラ講義2…

本日のテーマ題材 「炙り出しは古くからある暗号の手法ですが」 「有り合わせの道具で紙から…

「義絶」『競作 五十円玉二十枚の謎』:創作のためのボキャブラ講義26

本日のテーマ題材 「正にその通り」秋葉も吐き捨てるように、「その後は働きもせず、上野の安…

「イージーピージージャパニージー(レモンスクイージー)」『アーミー・オブ・ザ・デ…

本日のテーマ題材 「そこまでくれば、後はもう持ってきた金をヘリに積み込んで、夕日に向かっ…

「別論」古野まほろ『セーラー服と黙示録』:創作のためのボキャブラ講義24

本日のテーマ題材  おとこはそのまま、シガレット・ケースから紙巻き煙草を採り出し火を灯し…

「ポストモーテム」 アプリゲーム『ブルーアーカイブ』:創作のためのボキャブラ講義2…

本日のテーマ題材 「……そうでしたか。」 「立て続けに色々なことがありましたし、少し整理…

「インスタレーション」 紙城境介『シャーロックアカデミー Logic2 マクベス・ジャック・ジャック』:創作のためのボキャブラ講義22

本日のテーマ題材 「〈劇団〉の犯罪とそのフォロワーである後継者犯罪には、共通した特徴があるんだよ。本来の犯罪には必ずあるはずの、『動機』が存在しないっていう特徴がね」 「動機がないぃ? アホな。ほんならなんで人殺したり物盗んだりしよんねん」 「本人たちが言うところには、彼らの犯罪は芸術だから。現代アートの一種として扱ってるんだよ。あえてジャンル分けするとすればインスタレーションが近いのかな――とか言っちゃうと、アート界がマジギレしてくるんだけど」 (第二章 探偵が顔を合わ