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日記
今朝、出勤時にSpotifyで米津玄師をかけながら、職場に向かっていた。
今日は午後から雨の予定だったが、朝は灰色の雲はまだ点々とあるくらいで、晴れていた。
米津玄師を聴くのは久しぶりで、最近はもっぱらofficial髭男dismのミックスナッツと星野源の喜劇を繰り返し聴いていたのだが、ふと米津玄師のピースサインが聴きたいなと思い立ち、米津玄師メドレーをかけた。
ピースサインを聴いて出勤前にいい感じに、モチベが上がってヒーロー気分に浸っていたところ、次の曲がなんとなく耳心地が良く、あれ?これ聴いたことあるけど、こんないい曲だったっけ?となって、気づいたら涙目になっている自分に驚いて。
ああ、そういえば私って、感動しいで、涙もろかったな……
そんな風に思い出して、仕事が終わったら、じっくりちゃんと聴きたいなと、じわっとした目頭を平常に戻して、仕事に向かった。
最近の私というと、主婦ニートがすごく昔に感じられる程に、必死に、けれど楽しく仕事をしていて、充実している。いままで自分にブレーキかけすぎていて、どこまで頑張ってよくて、どこまでやらなくていいのかなんてことを頭でばっかり考えていたから、今、目の前の仕事をただ追いかけることに少しの楽しさと満足感を感じている。勇気を出して、したい仕事を選んだことも大きいと思う。
悩みすぎるのは暇だからだよ、と昔、母から言われたが、たしかにそうだと思った。
久しぶりに、生きていてよかったと思う。
それで、学生の時の自分に会って話したいんだと思う。
「お前は、大丈夫だ。お前を信じてないのは、お前だけじゃないか?」
そんなことを、先輩面して言いたいくらいには、何とも言い難い感情が沸いていて、今日は金曜日だったから、なおさらその気持ちが大きくなってた。
そんな朝に、米津玄師の「 Neighbourhood 」が流れたのだから、人生って面白いよ。
Neighbourhood って近所とか、そこらへんって意味らしい。
どういう意味なんだろうか、でも、不安で苦しいだけだった学生の頃の自分がすごく身近に感じられるのは、不思議な気分だ。
あのころから、すごく時間がたったような、それとも、ついこないだだったような。
時間ってすごい。自分って面白い。
自分の過去を一番鮮明に覚えてるのって、おそらく自分で、その過去を一番慰められるのも自分なんだな、と思えた日だった。
別に夢を叶えた訳じゃない。
そもそもたいした夢なんてなかったかもしれない。
全部上手くいくこともない。けれども全部上手くいかないこともない。
ただ流されて生きて、たまにバタ足するくらいがちょうどいいのかもしれない。それで、運よくいい流れに乗ることもたまにはあるみたいだから。
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