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パレスチナとイスラエル問題について

最近ニュースに話題になっているパレスチナ・イスラエル問題についてどうしても書く必要があると感じたので投稿させていただきました。

2週間前、ガザ地区などのパレスチナを支配するハマスがイスラエルを攻撃したことによって1200人の方が命を落としてしまいました。

その一方で、このハマスの攻撃への反撃という名目で、イスラエル軍は病院や、難民キャンプなどを爆破し、4000人のパレスチナの方が命を落としてしまいました。ちょうど今日、イスラエル軍がパレスチナ人が住む難民キャンプを爆破し、最低400名の方がなくなっています。

なぜこうなってしまったのか

この背景には、長きにわたる歴史が関係しています。紀元前に栄えたイスラエル王国は、約2000年前にローマ帝国によって支配され、イスラエルの人々(ユダヤ人)は世界各地へ離散したといわれています。その間に、パレスチナ人がこの土地へ住むようになりました。

ユダヤ人はヨーロッパなどで迫害を受けていたこともあり、19世紀からシオニズム運動という、かつてイスラエルの王国があった場所に戻る運動が行われました。しかし、パレスチナ人にとって、この運動は、自分の土地から追い出され、多くのパレスチナ人が難民となる行為でもありました。

また、第1次世界大戦中のイギリスの悪名高い三枚舌外交によって事態は悪化しました。

アメリカの立ち位置

アメリカは現在、イスラエル政府に資金援助をしています。もともとアメリカにはユダヤ系アメリカ人が多く、イスラエルは中東を支配する上で大事な場所になるため、アメリカはイスラエル政府を援助をしていると考えられます。

しかし、この資金援助がパレスチナの人の虐殺に使われることがあるとされ、数多くのデモが行われています。SNSではパレスチナ支援の投稿が多くみられ、イスラエルを支援する企業のボイコット運動も行われています。例えば、スターバックスがイスラエルへ資金調達したことでボイコットが行われています。
Students hold demonstration to boycott Starbucks in solidarity with Palestine | News | laloyolan.com

また、ユダヤ人もパレスチナを応援する活動が行われています。先週、ユダヤ人によってニューヨークの駅やワシントンDCの各地で、パレスチナを支援し、アメリカのイスラエル支援をやめるようにデモを行いました。

ニューヨークのGrand Central stationでのデモ


We shut down Grand Central station to demand a ceasefire. - JVP (jewishvoiceforpeace.org)

この問題において忘れてはいけないこと

パレスチナ・イスラエルの問題によって、アメリカではパレスチナ人やユダヤ人が暴行をうけたり殺害されてしまう事件が多発しています。ハマスが行った暴力とパレスチナ人という民族を一緒にしてはいけませんし、イスラエル政府の暴力があるからといってユダヤ人への差別はしてはいけません。

この人は○○人だから、といった民族や人種などの理由で人を恨んだり差別したりするのは、不公平で、許されない行動です。

政府の行動で人を悪い人と決めつけず、政治と民族を分けてや考えて、暴力や戦争がなくなる世界ができたらいいなと思いました。


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