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昨日読んだ本で…

昨日古い本を引っ張り出してきて読んだ中に、アンガーマネジメントのような内容の項目があり、とても興味深いお話がありました。

「体も心も実は自分のものではない」

自分は自分を知っているつもりだけれど、私たちは自分の「気に入らない自分」を自覚したくないから、心の奥底へ抑圧している。
それゆえに「自己イメージ」は嫌な自分を消去した上につくりだしている。
誰しも自分のことを「価値ある人間だ」と思いたい強い衝動を抱えている。
私たちのほとんどは、自分のことを格好良くイメージして自尊心を保ちたいという気持ちを持っている。

これは恥ずかしがる事でもなくて
人間の性なのだから仕方ない。

自分を知っているつもり
自分の気持ちを把握しているつもりで
何も把握していない。
だから苦しいのだ。


…なーるほど!!

私の中である分野がパカっと開いた気分だ。
苦しさの正体。

鏡で自分の顔を見ている時のように、ニコッといい顔をしてみたり特定のパーツばかり見たりしているように、「自分」という存在に対しても価値ある人間であると思うパーツだけを見て生きているのか…

苦しいのは辛い。
だから「本当はそれほどでもない自分」に気づいている自分をうまくセルフマネジメントしているのかもしれない。

一喜一憂して大騒ぎしたり、ハッタリかまして自分をよく見せたり…私たちは毎日自分の不甲斐なさと葛藤している。

「良い面だけの自分を自分で作って見ている」ということを自覚したうえで、たくさんの人が自分を内面から緩やかに励まし続けることが出来たら…

機嫌の良い人がたくさんになって、平和な楽しい雰囲気が広がっていくのではないか、と
密かに期待している。

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