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初日のオリエンテーションを終えて

こんにちは!先日所属大学で今年度入学の大学院生向けにオリエンテーションがありましたので、そのときの様子を紹介したいと思います。日本の大学とはまた全然違う雰囲気だったので、そのあたりも思ったことをつらつらと。

東アジア研究科オリエンテーション

まず午前中は私が直接所属している東アジア研究科のオリエンテーションがありました。私は、この研究科の中で日本語教育を専攻して修士課程修了を目指して2年間過ごすことになります。他の専攻は、中国語・日本語・東アジア研究(韓国語)・中国語教育となっていました。他の専攻と掛け持ちで研究している博士課程の方々もいて、研究する道を選ぶとこういう道もあるんだな、と興味深く皆さんのお話を聞いていました。

さて、まずはみんなで自己紹介。それぞれの専攻や興味のあるテーマ、趣味、出身なんかを一人ひとり言っていきました。留学生もいれば、日本に興味がある方もいて結構国際色豊かでした。特に韓国語を専攻したいという方は国籍や肌の色と一番バラエティーに富んでいたように感じています。修士課程は学部から直接上がってきた方が多かったです。博士も修士から直接、という人が目立ちました。働いてから修士課程は15人程度中私を含めて3名ほどだったようです(たぶん)。思っていたよりも少なかったです。

そのあとは修了要件の説明、確認。授業の登録方法。研究の進め方。などを説明していただきました。必要な単位の管理を自分で必ず行うこと、指導してくださる教授と密に毎学期相談をしていくこと、の2つが特に強調されたように感じました。また、修了後の道をイメージしながら逆算してしっかり計画・見通しをもって臨むことも強調されていました。自分の学びに自分で責任を持つことを第一にここでは話していただきました。

また、それぞれの授業の成績について、Cをとれば単位はいただけるんですが、学士修了を目指すときと違って、自主的に勉強したくて来ている以上、学生の意欲、教授の期待は大きくなっているので、B+以上がまずまずの成績となることを言い渡されました。Aを目指してB+以上を継続的にとることが大切になると感じました。大学生のときとは違う必要なものを濃く学んでいく授業、とても楽しみにしています。(週20時間補助教員として働きながらにはなるので、両立できるように頑張りたいです。)

お昼!

お昼は研究科で一緒に食べました。私は指導していただく教授と2人で食べることができました。(ほかに2人同じ専攻がいるのですが、事情があったようで参加していませんでした。会えなくて残念です(泣))

教授とは、なぜ英語を教えていたのに日本語を教えたいと思ったのか、自分の修士課程修了後の今のところの展望、選択授業について40分ほどと短い時間でしたがお話しすることができました。私が修士課程修了後は日本に戻り、外国にルーツを持つ方々の日本語に関する支援をしたい、という話を伝えたところ、ちょうど教授も招来的には日本での日本語支援、という方向も研究をしたいと思っていたそうで、2人の方向が重なり、今後の研究が楽しみです。

私は論文が修了要件ではなく、プロジェクトが要件となっています。カリキュラム作り・教材づくり・教授法考察、のようなものになるのかと少ない情報の中ですが、考えています。今からどのようなものを自分の2年間のまとめとして、一つ自分の核として研究していきたいか考えを膨らませているところです。

学校オリエンテーション

私は大学の中のHamilton Lugar Schoolの中の東アジア研究科で研究をしていくわけですが、午後のオリエンテーションはこのHamilton Lugar Schoolのオリエンテーションです。日本の大学だと学部、のようなイメージになるのかな?と思います。国際系の学科が入っている学校になります。

こちらのオリエンテーションでは、全体としてもう一度授業の取り方、校内アプリの使用方法、駐車許可書の発行方法、学生証の発行方法、メンタルヘルスに関する案内、ヘルスセンター(学生・職員用の医療クリニック)の案内、奨学金に関する案内、キャリア相談に関する案内をしていただきました。

とくに、学生のメンタルヘルスに関しては手厚いと感じました。1学期に2回無料でカウンセリングを受けることができるようになっています。家族・ペットが亡くなった、自分はなんだかここにいるのがふさわしくない気がする、などのことでも気軽に予約を取って話し、適切な機関へとつなげてくれます。同僚、学生に対しても臆せず私たちの大学、こういうサービスあるんだよ。良かったら利用してみてね、と心配になったら声をかけることもアドバイスされました。個別の案件で迷う・困ることがあれば24時間電話で対応していただけるシステムもあるそうです。途中でバーンアウトしないように網が張り巡らされているように思いました。研究は仕事のように考えて自分の時間も忘れずに、とワークライフバランスも本当に口ずっぱく言われました。この点は日本とは全く違って新鮮でした。

キャリアに関しても、模索の段階から実際にレジュメを書いて応募・面接をするところまで全部無料でサポートしていただけるようです。また、卒業後3年間このサービスを継続的に無料で利用できるそうなので、プロセスが長いですが相談先はしっかり確保されている、と感じました。修士課程の学生は2年しか在籍しないことがほとんどなので、ぜひ1学期目から相談に来てほしいといわれました。私のキャリアはアメリカにはないのでどのようになるかはわかりませんが、悩んだときには駆け込んでみたいと思っています。

最後に

来週からはAI(Assistant Instructor)のオリエンテーションが1週間あります。日本語授業の補助を仕事として行い、それで授業料・生活費をいただくことになっています。とても楽しみにしています。また時間があるときにその様子も報告したいと思います!

再来週からはいよいよ授業スタート!楽しみです。最初からエンジン全開にならないように気を付けたいと思います。なにせ大人数で何かすることはもう1年以上行っていなかったことです。思った以上にオリエンテーションで疲弊していました。ペースや体調に気を付けながら頑張っていきたいです。

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