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殻ノ少女 プレイ後感想

プラットフォーム :Microsoft Windows®
ジャンル:”サイコ”ミステリィAVG
ブランド:innocent Grey

あらすじ:昭和31年、敗戦から10年過ぎた東京が舞台です。私立探偵の  主人公、時坂玲人はとある少女から「本当のわたしを探してほしい」という依頼を受けます。同時期に少女を対象とした"バラバラ殺人事件"と玲人の妹が通う学園で"行方不明事件"が発生し、結果として3件の依頼を抱えることとなった玲人。探偵としての身分を偽り非常勤講師として学園に潜入することとなった玲人は、件の自分探し少女と再会します。一見するとてんでバラバラに思える3つの事件は、玲人が調査を進め、また彼の過去が明らかになるにつれて一つの真実へと収束していく…というお話。

めっっちゃ面白かったです。ジャンル:”サイコ”ミステリィAVGの名に恥じない作品だと思いました。自分はイノセントグレイ作品は未プレイで、「FLOWERS」の存在だけ知っていたので、本作も百合成分を存分に押し出した雰囲気ミステリーなのかな?と思っていましたが、純粋に推理モノとして楽しめました。お気にポイントをかいつまんで語っていきます。

魅力①:CV付キャラ30人以上、全15エンディングにより練られた世界観

 上で並べた数よりキャラが多い作品、ENDが多い作品はいっぱいあると思います。ですが2008年発売当時、ミステリというジャンルで15個のENDそれぞれに意味があり、キャラクターの過去や心情がしっかり掘り下げられている作品はそう多くないんじゃないかと思います。ちなみに自分が一番好きなENDは両手両足が切断された色白美人ヒロインが、今際の際に玲人に「ありがとう…」と言い残し亡くなるENDです。いやタイトルの「殻」てそういう意味かいと思いました。
 もちろんそれだけの意味ではないのですが、手足がなくなりすっかり質量が軽くなってしまったヒロインをあの白い、卵の殻に例えちゃうライターさんに脱帽しました。何回やり直してもこのENDにしかたどり着けず、半泣き状態で攻略サイトを解禁したのは良い思い出です。

魅力➁:女学生可愛すぎる

 昭和30年代とのことで、なんと主人公の妹である紫は家でも着物を着ております。この子がかわしまりのさんボイスで、兄さんだのご飯もう出来てますよだの言ってくれるのだから控えめに言って最高です。てかこの当時って洋服とか普及してなかったんですかね…?まあかわいいから良いんですけど。時代設定的に女学生という言葉がピッタリなのも最高です。女学生いいよね女学生。自分の好みで紫ちゃん語りが先行してしまいましたが、この作品選択肢や移動の際に選ぶ場所次第で登場人物の”隠し好感度”が上昇するという仕様があり、この選択によっては昔なじみの未亡人のバーテンダーさんや、破天荒な女医さんとのシーンを見ることもできます。
 ただ、この作品サイコミステリィADVということで、何の罪もない人たちでもバンバン途中退場します。そこだけは覚悟です。このゲームを貸してくれた友人曰く、イノグレ作品はあまりに人が死ぬから発売前に死ぬキャラを予想する企画があって、そこで高得点の人はタぺとか色紙がもらえるらしいですね…。ほんまか?

魅力③:パッケージお洒落すぎる

いやゲームの内容とは直接関係ないんですけど本当にパッケージかっこいいですよね。お金とかスペースとかの都合で自分もエロゲはDL版で買うことが多くなってきたんですけど、こういう凝ったパッケージを出してくれるブランドさんならパケ版買いたいなあと思っちゃいます。虚ノ少女と天ノ少女も注文済みなので並べて飾りたいです。

最後に…やっぱりエロゲといえばOPだよね!






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