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今年度を振り返る

気がつけば、新卒で入社した会社を辞めてフリーター生活を開始してから、5ヶ月が経っている。

ぼーっとしていたら3月も終わってしまいそうなので、今のうちに今年度の振り返りをしよう。

2023年4月
期待と緊張感を持ってIT企業に入社。学生時代にやり残したことはないはず。心機一転この場所で頑張るぞ!という気持ち。
研修期間中に色々教わり、成長意欲が掻き立てられる。一方で、ここでの仕事を自分の本軸にはできないかもしれないと悟る。企業で働くことと自分の内側の本心との乖離が始まる。そして朝型の生活はしんどいが、なんとか頑張る。

2023年5月
仮配属として、技術系の部署で働き始める。プログラミング学習はつまずくことも多々あったけれど楽しかった。部署の人は皆ドライな感じだけど、とても良い人達。ああ、ここに配属してもらえてよかった。本配属してもらえるように頑張ろう、とモチベも高まる。

2023年6月、7月
徐々に、仕事らしい仕事を任せて貰えるようになる。Webアプリケーションのテストやバグ修正、改善のための設計書作りなど。些細なことでも、質問すれば先輩方は優しく教えてくれた。仕事は嫌ではなかったけど、オンオフの切り替えが難しく、土日も疲れがとれない感じが続く。もっと頑張らなきゃこの道でやっていけないだろうというプレッシャーも湧く。やりたいことは沢山あるのに、日々の仕事と生きることでいっぱいいっぱい。また仕事と関係ないところでの諸々の抑圧された感情が制御できず、毎日家で泣く。そして、体調不良や悪夢もひどくなる。この頃から超低容量ピルを飲み始めるが、副作用で吐き気がひどく、眠れない日々。そして過去の失恋を引き摺りまくる。

2023年8月
本配属決定。嬉しい。でも、どこかで組織に馴染みきれない自分がいる。自分の奥底の本心と、自分の居る場所で求められていることの乖離をまた認識し始める。仕事だから割り切ってやろう、というのが効かなくなってくる。そして、相変わらず体調が悪い。仕事にも支障が出るようになってくる。そして、リモートワーク導入によりさらにオンオフの切り替えが難しくなり、夢に仕事の悪夢ばかり出てくるようになる。仕事中、窓の外を眺めては、ここから抜け出したい、叫んで走りたい、としか思えなくなってくる。檻の中にいる、そう思ってしまうと逃げたいとばかり考えてしまう。でも、辞めたいわけではない。気づけば、どうやったら強制的に会社を辞めさせてもらえるのか知るために、会社の規則を眺めるようになる。でも3年は絶対に続けるんだ、自分のために。多分今だけ乗り越えれば大丈夫。そう言い聞かせていた。がまもなく、ダメになる。会社に行けなくなる。人事の方に話を聞いて貰い、傷病休暇を頂く。

2023年9月
自分を見つめる期間。頭の中の不安や悩み、本心、その他色々をとにかく書き出して整理する。新卒で会社を辞めるデメリットなどについて調べる。そして、友達にも話を聞いて貰う。段々と、自分の思いがはっきりとしてくる。休んだり、思考のために時間を使うことで息ができる感じが少しして、「会社を辞めてフリーターになりたい」という思いがかたくなる。そして、会社を辞める意志を伝え、退職する。

2023年10月
もう暫く休んだ方がいいかなと思いつつも、いま奮い立たせて動いた方が自分のためになるような気がして、また、少ない貯金を切り崩すのは嫌だなと思って、早速始めやすそうな倉庫アルバイトに応募して労働開始。最初は社会でやっていくためのリハビリ感覚でやっていたが、段々と作業が身に馴染んでくる。想定外が少なく、スピードと正確性だけが求められる単純作業は私の心をニュートラルにしてくれた。身体的にはしんどいと感じることもあったけれど、無理ない範囲で、を心がけ、働く日を調整しながら頑張れた。この頃、短編創作にも挑戦し始める。

2023年11月
倉庫バイトの日々。前月よりも働く時間を増やしたため疲労はあったが、エネルギーが何故かあって頑張れた。慣れも出てきた。読書や創作、日記などにエネルギーを使えるほどの心の余裕があることが嬉しいと思った。フリーターの良さと共に、大変さも実感し始めるが、全部自分で選んだことだと思うとやっていける気がした。そして新たな出会いもあった。

2023年12月
倉庫バイトの働く時間に制限がかかる。他のアルバイトを探す。狙っていた良さげなデータ入力バイトの面接は手応えがあったのに、落ちる。多少のショック。その後、なんとなくリユースショップに応募し、働かせて貰えることになる。初日は、新しい環境で覚えることも沢山、という状況に耐えられなくて休憩中に涙ぐむ。一緒に働く人は優しいのが感じられたけど、やっぱり対人の要素が強くてやることも多い仕事はしんどいなと痛感する。これにより相対的に倉庫バイトに入れる日はストレスがとても少なくて、ありがたみを感じる。店員バイトの方も、なんだかんだで少しずつ慣れてきて、なんとか日々をやりくりする。そして、短編2本を初めて応募する。納得いくほどじゃないけど、とりあえず書いて出せた、という達成感を味わう。プライベートは充実。そのおかげで頑張れたのかなと思う。

2024年1月
年始はバイトや創作を頑張る。子供向けのメルヘン系創作に初めて挑戦し、自分の創作により自分の心が癒やされる体験をする。というのは大袈裟で、ちょっとだけ自分の子供心のようなものが満たされるくらいの、それでいて特別よく書けたと言えるほどでもない、でもどこかその雰囲気が自分で好きになれるような創作を書くことができた。どこかに応募するために締め切りを意識しながら書く、という行為は大きな達成感を与えてくれるので好きだ。バイト掛け持ち&ほどよく創作活動が身に馴染んできて、この生活しばらくやってけそうという自信が湧く。この頃は申し訳程度に基本情報技術者の勉強も頑張った。それから長らく離れていた大学時代のサークルの練習にも参加し始め、コミュニティの温かさを享受する。

2024年2月
忙しくも充実した日々。沢山バイトをし、旅行にも行き、コンサートの練習にも参加し、めまぐるしく過ぎていった。創作には時間をあまり割けず、それでもテーマや構想をなんとなく定めたのでよしとした。iPhoneに溜めている小さな描写・アイディアメモは、度々書き足して、その度にどっかで使うぞ、と誓った。一方で、愛しい人との別れが突然に訪れた。忙しい反面で心のどこかで依存し甘えてしまっていた対象を失い、喪失感や苦しみを味わいつつ、やっぱりバタバタと過ぎる時間の中で、なんとか生きる。この月から始めた温活のおかげで体調面は意外にも良好で、心身の疲れはあれど元気だった。

2024年3月
別れを悲しむ暇があまりなく、なんだかんだ忙しく充実した日々を送る一方、心は猛烈にひきこもりたがる。とりあえず泣きまくって寝まくりたい。そう思う日々。でもこういうときこそ、人と関わったり仕事をしたり、自分のやるべきことを全うして忙しくした方がいいんだよ、と自分に言い聞かせる。日々を送るうちに、悲しみが薄れていく。実際は、その日その日の楽しさが勝ってワクワクに満ちた気分になることもあれば、急激にどん底のような暗い気分になることもあって、そうかと思えば、途端に無になることもある不思議な日々である。それでも、ああ、今、自分色んな意味で自由なんだと感じられている。自分は何者なんだろう、何を求めているんだろう、やりたいことはどれも自分に向いてないんじゃないかと考えることもあるし、過去をネガティブに捉えてしまうこともあるけれど、まあ、きっとなるべくして今があって、なるべくして明るい未来が待ってるだろう、とぼんやりと思えている。目の前にあること、思い立つことを少しずつやっていくしかないし、そうしていきたいね、と心に言い聞かせる。先日のコンサートでは、後輩先輩同期の演奏に多大なエネルギーを貰い、そして癒やされ、自分の参加した演奏も最大限楽しめた。多少の失敗あれど、とても良き時間だった。が故に、今はそれが終わってしまった寂しさが少しある。音楽の持つ力強いエネルギー。そして居させてくれるコミュニティの有り難みを強く感じている。一方で、今、一人になりたい気持ちが強い。エネルギーを使ったり貰ったりすることが最近多くて、そして雨と寒さのせいもあって心身が優れていない。今日はゆっくり寝て、残りの3月も私らしく前を向いてやっていこうと思う。

そして、2024年度は自分にとってより実りのある一年にする。断言。
振り返りは以上。眠いから寝よう。明日も頑張るぞ。

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