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世界に一つしかない器

9月の初旬、会社を休職していた時に、気分転換をしようと、近くにある陶芸教室で陶芸体験をしました。

たまたま大雨の台風の日で、皆さん予約をキャンセルしたらしく、その日の参加者は私のみ。

マンツーマンで1から先生に教えて貰いながら、理想の形をつくることにひたすら集中。

集中してる間は、嫌なことも全部忘れてました。

初めての陶芸体験で、その時はろくろでの成形をやらせて貰ったんですが、最初はかなり難しかったです。

ほんの少し手を長く当ててしまっただけで、ぐちゃぐちゃに崩れて、最初からやり直しになる体験もしました。

繰り返すうちに少しずつコツを掴んでいきます。

約2時間、ろくろと土に向き合って、最終的に4つほど器の形が完成。最後の方に作った2つは形も良かったので焼いてもらうことに。

先生がイイ感じにサポートしてくれたおかげで、初めてながら、イイ感じの作品になりそうな予感。

完成へのワクワクと、適度な疲労と、何かを作るのに集中するっていいなぁという満足感でいっぱいになりながら、その日はずぶぬれになって帰宅しました。

焼き上がりまでには、約2ヶ月かかると言われてましたが、2ヶ月も経たずに焼き上がりの連絡が。

早速きのう作品を受け取りに行き、その場で2つの器を眺めて感動しました。

写真じゃ分からないですが、手前のお椀は湯のみレベルにちっちゃなサイズ。奥の方は丁度いいお椀サイズ。


形作った時はちょっとボテっとしすぎたかなと思ったけど、いい感じに縮んでる!
陶芸ならではの、特別な風合いも出てる!
わわ、ちょっと歪んでるのも残っていて素敵じゃん。

私がやったのは成形だけでしたが、それでも自分の作品というのは嬉しいものです。

焼き上げ、仕上げ等の工程は先生が全てやってくださり、さらには器の底に、私の名前の漢字の頭文字まで素敵に入れてくださってました。

先生はきさくな方で、私が体験の日に話したことを色々覚えてくださってたみたいで嬉しかったです。

私の人見知りが発揮してしまい、昨日はそこまで先生とは喋り込めませんでしだが、最高の器を持って嬉々として帰りました。

実は完成を待つまで時間も、ずっと自分の作品どうなるかなぁというワクワクと一緒に過ごしてたので、完成してしまうと少しだけ寂しいです。

でも、世界に一つだけの私の器を使ってご飯を食べられる日常がこれから始まると思うと、それはまた幸せなことだなと思います。

大事に使おう。

(最近びっくりするくらい不注意がひどいので、ほんとに気をつけようと思います)


環境を変えても、なんだかんだ思い悩むことは沢山あるけれど、今ある幸せを大事にしていきたいと思った今日。

明日も頑張ろう。

さつまいもご飯と一緒に

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