見出し画像

【6月18日〜21日】ウィーン滞在最終日

あっという間に次の都市へ。
やることが多すぎて、noteを書くまでに至らず寝落ちる日々・・。

<6月18日>

◉聖ペーター教会の毎日15時のオルガン演奏会へ。30分くらいやっていて、無料。投げ銭制。教会の権威と施し。


◉フンデルトヴァッサーハウスへ。
中学か、高校の美術だか英語の教科書に載っていた。(曖昧)
そのページがすごく好きで、よく眺めていた。
「フンデルトヴァッサーは、直線、直角、均一な床、そして無菌、均一に並ぶ窓の間隔は人間性と合致せず、人間の体質にさえ害を及ぼす要素であると確信していました。」
「すでに1950年代と60年代に、人類の前向きな未来は人間が自然と一体となって生きる場合にのみ可能で、と彼は確信していました。 彼はこの原則に従って人生を送りました。今日、自然に根ざした存在への憧れ、ゆっくりしたペースへの憧れはかつてないほど強くなっています。 フンデルトヴァッサーは、私たちを正しい道に導いてくれたのです。」
(オーストリア観光局HPより)

<6月19日>


◉Volksoperで子ども向けの「魔笛」を観劇。
これも子ども向けと思いきや、ノーカット。
そして家族連れが来る公演かなと思いきや、これも学校公演。
この子達は魔笛のストーリーは当たり前に知っているような文化なんだろうか・・。ウケるところはやはりウケる。
高校生くらいの男子たち、スマホいじったりおやつ食べたり(!)
でも、夜の女王のアリアは口を開けてみていた。これだよね、これ。


◉紹介していただいた方々に会う。
ウィーンで小劇場を運営している日本人の女性のもとへ。
劇場の中を見学させてもらったり、いろいろ相談したり。
もうひと方は東京時代にうっかり現場が一緒だったことが判明。

<6月20日>
◉午後にまた人と会う。
日本では行き着けなかった情報をあっというまに山と見つけてくれた。
ありがたい・・この情報をもとにリサーチを続けます。
オーストリアにも地方自治体の出している文化系の助成金というものはあるものの、やはりプロジェクトメインらしい。
施設に対する助成金は少ないし、制限が多いとのこと。

◉国立歌劇場の「白鳥の湖」を観劇。
翌日の「ファルスタッフ」と迷ったんだけど、バレエにしちゃった。
色々思うところはあるものの、オーケストラは
「うまっ」て笑っちゃうくらい、上手い。(当たり前)
2幕のバイオリンソロ、とろけます。
高い階の席は観光客がほとんど。不思議な客層だなー。
これがここは日常なんだもんなー。
観光立国で文化立国だよな。

<6月21日>


◉ウィーンから1時間ほどで行ける郊外へ。
劇団が小劇場を運営している街と、州都である街へ。
後者は「劇場」と名のつくものが徒歩30分圏内に4つ。
でも、中心街が結構空き家。
年1の大きな野外音楽イベントがあるらしく、それがメインだんだろうな。
劇場も稼働していたけど、どこか寂しげ。


◉Kammeroperの「リチャードⅢ世」を観劇。
室内オペラを見たことがないので、ちょー現代の演出にすっかり置いてけぼり。これは「ブラボー」なのか・・・・・?しかし、こちらも音楽は抜群。
そして、やはり客層が不思議。
今度はほとんどがドイツ語圏の人々。
そして、9割、中高年。地元民なのか・・?

さて。
明日は早朝にロンドンへ移動。
毎日暑すぎるので、少しくらい涼しいといいんだけど・・。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?