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「安産」でも痛いよ?
私が第二子を出産したとき、スムーズなお産となり、お産にかかった時間は5時間半。
お産の始まりは、おしりに来る痛みでした。
痛みは来るけど我慢できる…というか、呼吸法で逃せる痛みで、「まだ間隔もあるし、産まれるほど痛くもない」と思い、耐えられる感じでした。
産まれる30分前に、急に痛みも強くなり、いきみたいほどおしりを押されるようになりました。
「うーーー!」と声が出るほどの痛み。
産まれる直前、赤ちゃんの頭が私のお股に挟まっているときが、痛みのピークでした。
私は「あーーーーー!」と叫んでいました。
産まれた後も、陣痛と同じくらい痛い後陣痛があったり、
骨盤が開いて恥骨や座骨が痛かったり、
痛みをかばうのに体を動かそうにも、妊娠中の10か月、腹筋を使っていなかったので、まともに腹筋を使えない。つまり起き上がるのも、横を向くのも、動作一つ一つが辛い。
会陰裂傷したので、縫合したところも痛い。
トイレに歩くのもヨロヨロヨロ…。
産後の体は本当にボロボロなんです。
それでもお産もスムーズだったし、出血も少なくて、一般的には「安産」と言われます。
私自身も「安産」だと思いました。
お産のことを周りの人と話していた時、
私が「お産痛かった~」と言ったら、周りの人は、
「え?でも安産だったんでしょ?」
って言うんです。
「安産でも痛いよ?」って思いました(笑)
「安産だったから楽だ」とか、そんなことはないんです。
どんなお産も、大変なんです。
たとえ無痛分娩でも、楽なお産は一つもありません。
命を生み出すママはみんな、ものすごいことをやり遂げたんです。
ママは尊い。
ママの体が回復するまで、周りの人が支えになってあげましょうね。
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