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分娩予定日ってどうやって決まるの?

自己紹介

妊娠がわかると、気になるのが「分娩予定日」。
いつこの子は産まれてくるのかな…と思いますよね。

妊娠検査薬で陽性を確認して、その後産婦人科に受診するのが、ほとんどの人は6週前後。
この頃はまだ、赤ちゃんを入れている袋(胎嚢)が見えるくらいで、赤ちゃん自体は見えません。

その後何度か受診してから「分娩予定日はこの日です」と伝えられます。


分娩予定日を確定する材料はいくつかあり、
・最終月経の開始日
・排卵日
・9週頃の赤ちゃんの大きさ
これらを考えて、予定日が決まります。


月経周期が28日くらいで乱れのない人は、最終月経が始まった日から計算されます。

また、排卵日がわかっている場合は、そこから計算すると間違いはないです。
(不妊治療を経て妊娠された場合は、排卵日や受精卵の移植日から、分娩予定日が決まります)


ただ、月経周期が全く乱れずに正確な人は、なかなかいません。

病院に管理されていないと、排卵日等も正確にはわかりません。


ですので、分娩予定日に間違いがなく、正確に算定されるのは、
「9週頃の赤ちゃんの大きさ」から計算された場合です。

この頃の赤ちゃんは首が動かず、エコーで見ても大きさに誤差が出ないんです。

9週頃に予定日が確定してから、母子手帳を受け取ります。


この分娩予定日が、間違いなく算定されることって、とても大事なんです。

例えば、月経不順がある方に対して、最終月経から算定すると、間違った予定日になってしまいます。

そうすると「42週になっても産まれない、誘発剤を使わないと!」や、
「37週で産まれたのに、赤ちゃんがとても未熟…」など、
妊娠週数と、ママの体・赤ちゃんの成長が合わない…といったことが起き、不必要な医療行為(帝王切開・誘発剤の使用など)が行われる場合があります。


分娩予定日は慎重に算定される必要があるので、
妊娠がわかってすぐに確定するものではない…というのを知っておいてくださいね🌸




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