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納得して「私」を生きるためのマイルール

突然ですが、自転車に乗るときって、ハンドルを握って乗りますよね。目的地に合わせて右に曲がったり、左に曲がったり……。目的地から遠ざかる方向に進もうとすることは、あまりないと思います。

ところが、自転車を「自分の身体」に、運転者を「自分の心」に、それぞれ置き換えたらどうでしょうか。

本当は南へ向かいたいはずなのに、周りの人が「北へ行け」と言うから、北に進んでしまったり、西の方角に憧れながらも、「みんなと同じ方向が安心だから」と東を選んだりしてしまいませんか。

自転車に乗るときのように、自分の進みたい方向に進むことって、簡単そうなのにとても難しいことのように感じます。

情報過多の世の中で、ちゃんと自分の心が向かいたい方向に進むために必要なのは、オリジナルのマイルールを持つことだと考えています。

・自分のことを優柔不断だと思う
・自分の選択に自信が持てない
・周りに流されやすく、自分の考えを貫き通せない

このようなお悩みを抱えている方に読んでいただいて、自分の人生を生きるヒントになったら幸いです。

SNSの世界から適度な距離を保つこと

気がつくと特に用もないのにスマートフォンを取り出して、Twitterや Instagramなどの更新を追いかけてしまっていませんか。

「〇〇さんは、いつも部屋を綺麗にしてすごいな」
「〇〇さんは家族とお出かけして楽しそう……」

いいな、という気持ちがプラスに働いて、「私も頑張ろう」と思えるときは問題ありません。しかし、「この人に比べて私は……」と落ち込んでしまうようになったら要注意。

心がモヤモヤしてきたときは、思い切ってアプリを削除してしまうか、使用時間に制限をかけてしまう※のをおすすめします。特に自分に余裕がなくて周りの影響を受けやすいときには、意識的に情報から距離を置くようにしましょう。

※参考:iPhone、iPad、iPod touch でスクリーンタイムを使う


振り返りの時間で自分を肯定すること

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ここ数年、「私、自己肯定感が低くて……」という悩みをよく聞きますし、「自己肯定感を高めよう」という書籍が数多く出ているように感じます。実際、世界の若者と比べて日本の若者は、自分自身に満足している人、自分に長所があると感じている人の割合が最も低い※という調査結果も。多くの人がこの問題を抱えて生きているようです。
参考: 令和元年版 子供・若者白書(全体版) 特集1

私自身も長年、自己肯定感の低さに悩まされてきました。いくら本を読んでもサイトを訪れても、答えを見つけることはできず……。そこで始めたのが、日記を書くこと。まずは毎日良かったことを3つ書くだけの三行日記から始めました。

そして、4ヶ月前からは、キャリアスクールSHElikesのイベントで教わった「ミーニング・ノート」を続けています。一日三つ、自分の心が動いたチャンスを書きだして、書き出したチャンスを見返すことによって、自分の進む道が見えてくるというもの。

周りの意見を聞くのも大切だけれど、納得して人生を歩んでいくためには、過去こんな出来事があって、こんなことを考えるようになって、今ここにいる。そして、次は向こうに行きたいんだ、というのを整理しておくのが大切だと思っています。

同じくSHElikesで参加した「ライフログ講座」にて、オア明奈さんがお話されていた言葉が、私にぴったりだと感じたのでシェアさせていただきます。

これまで自分が積み重ねてきた日々、生きてきた道を見つめて、これでよかったんだって肯定する「人生肯定」。

出典:自己肯定じゃなくて、人生肯定。|人生を祝うプロデューサーオア明奈  人生肯定note

心の声に従って小さな野心を叶えてみること

自分に意識が向けられてきたら、次は小さな野心を叶えてみましょう。

私の場合は、まずは「お昼に好きな場所で好きなように過ごす」ことから始めました。1年前までの私は、職場のデスクで毎日同じようなお弁当を食べながら、スマートフォンを眺める日々……。「周りの人がそうしているから」それ以外の選択肢を思いつかなかったのです。

気になっていたカフェに行ってもいいし、コンビニでデザートを買ってもいい。季節を感じるためにお散歩するのも楽しい。お腹が空いていなかったら、静かな場所で目を閉じて休憩してもいいのです。そこには、今まで知らなかった解放感と充実感がありました

心の声に耳を澄ませていると、不思議と「こっちのほうが私に合いそうだな」という感覚が分かってきます。

数ヶ月入会をためらっていたキャリアスクールの体験レッスンを受けてみたり、素敵だなと思う働き方をしている人とお話しするチャンスを掴んだり、いつの間にか行動できるようになったのです。そして、私の「いいな」センサーが反応したものは、自分にとって最良の選択であることが多いと気づきはじめました。

1.心の声を受けいれる
2.少しでもいいから行動してみる
3.振り返って、行動できた自分を褒める

この繰り返しで、自分の選択に自信が持てるようになりました。

さまざまな生き方を知って柔軟に考えること

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親やきょうだい、友人、職場の人など、毎日会う人からは影響を受けやすいもの。長い時間を共有していると、考え方や行動が似てくることもあるでしょう。そこで、敢えて今までの人生で出会ったことのないような生き方をする人を知ることをおすすめします。

・看護師からフリーランスのクリエイターになった人
・育児と勉強を両立して8ヶ月で副業デザイナーになった人
・2ヶ月でパン屋のパートからフリーライターになった人

……なんだかわくわくして、「私にもなにか成し遂げられるかも!」と、勇気が湧いてきませんか?先の見えない世の中だからこそ、自分で選んだ道でキラキラしている人を知ると、肩の力が抜ける気がします。

・大企業に勤めていれば安心
・仕事は辛くて当たり前
・女性は家事と育児に専念するもの

そんな固定観念からサヨナラするために、まずはさまざまな生き方をヒントにしてみましょう。

自分の責任で納得する道を選ぶこと

人生で大きな選択をするときには、身近な誰かに相談してから決めるという人もいると思います。客観的なアドバイスをもらって、自分では思いつかないアイデアや視点を得るのは大切ですが、あくまでも他人は他人。

同世代でも、似たような経験をした人でも、一人ひとり状況は違うもの。必ずしもアドバイスに従うのが正解ではないと考えています。

大切なのは、もらったアドバイスや経験談を自分のなかに落とし込んで、私にとってのベストはコレだ!を見つけること。「誰かに言われたからコレにした」と思うより、私がちゃんと選んで決めたんだと納得すること。そうすれば、例え失敗したとしても大切な経験になった、と前向きに捉えられるのではないでしょうか。

マイルールを大切にして「私らしく」生きよう

たくさんの情報が溢れ、選択肢が多い世の中で迷ってしまうことも多いと思います。そのようなときには、自分で決めた「マイルール」がきっと支えになってくれるはず。

今回ご紹介したマイルールは、私にとって大切なものですが、人によって「何を大切にしているか」「どんな生き方をしたいか」は違うと思います。
この記事を読んでくださったあなたも、ぜひ自分なりのマイルールを見つけて、周りに左右されずに進みたい未来を目指していただけたら嬉しいです。


この記事は、キャリアスクールSHElikesの2021年10月ライターコンペにて優秀作品に選んでいただきました。