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SHElikesへの感謝と新しい一歩のお話

はじめに

昨日、SHE BEFORE AFTER AWARD 2022 に参加しました。5人の挑戦者の方々のスピーチは、どれも魂がこもっていて、愛に溢れる贈り物のようでした。聴いた人誰もが「一歩踏み出す力」をもらったのではないでしょうか。

自信に満ち溢れたように見える挑戦者の方々にも、辛い過去や苦しい思い出があったこと。それを乗り越える努力を惜しまずされてきたこと。手に取るように伝わっています。そして、SHE代表の福田恵里さんの情熱的なスピーチも印象的で、SHEに出会えて心から幸せだって改めて思いました。

たくさん背中を押していただいたので、さっそく行動を起こそうと決めました。それは、「SHElikesに関わるすべての方へ、感謝の気持ちを伝えること」そして「新しい一歩を宣言すること」です。

想いが溢れて文章がまとまらず、一度は公開を諦めていました。しかし、これだけ素晴らしい愛を頂いておいて、ただ受けとるだけで終わらせたくないなと強く思ったので、勇気を出して公開します。かなりの長文ですが、お付き合いいただけたら幸いです。

1.忘れられない恩師の言葉

私は、2021年5月末にSHElikesに入会し、先月末に卒業(退会)しました。シーメイトだった期間は、10ヶ月間。Webデザイナーやライターになれたわけでもありませんし、キャリアチェンジもまだ果たせていません。夢を諦めたわけでもなく、今でもSHElikesは居心地がよくて大切な場所です。

できることなら、ずっとここにいたかった。それなのに、なぜ卒業を決めたのか。

「まだここにいたい」と思ったときが去り時で、
「もうここから離れたい」と思っているときは踏ん張り時だ。

これは、大学時代の恩師が退職されたときにお話された言葉です。20歳の私には、その意味は完全には分かりませんでしたが、ずっと頭の片隅に残っていました。

そして、SHElikesを続けるか卒業するかで決めかねていたときに、この言葉が背中を押してくれたのです。まだここにいたい、この温かくて心理的安全性の高い場所に留まっていたい。それでも、次の道が開けたからここを離れるときが来たのかもしれない

……そういうことか。私はまだSHElikesにいたいけれど、これが去り時なのかもしれないな。そう気づいたとき、はじめてこの言葉の意味が私なりに理解できた気がしています。

2.SHElikesが導いてくれた次の道

SHElikesに入会する前の私は、漠然と転職を考えていたけれど、何をやったらいいかが分かなくて途方に暮れていました。「ITスキルを身につけたら役立ちそうだし、SHElikesに入ったら変われそうだな」と思って、入会を決めました。

結果として、コーチングやコース受講、イベント参加、魅力的なたくさんの方々との出会いを通じて、自分の進みたい方向が見えました。ITスキルを身につけたおかげでソフトウェアエンジニアという新しい夢に出会えましたし、マインド面で大きく変化を遂げることができたので、入会当初の目的は達成したと言えます。

多くのことを教えてくれたSHElikesから離れることは、もちろん心細かったです。それでも、「一歩踏み出す勇気」を持って、SHElikesを飛び出してみることにしました。

3.一生涯有効な「お約束ごと」

私はSHElikesに支えられて、マインドを大きく変えることができました。とにかく自分に自信がなくて、周りの目を気にしてばかり。暗い気持ちで毎日を過ごしていた私を変えてくれた「お約束」がこちらです。

・「私なんて」「私にはできない」と決めつけない
・自分は自分にしか変えられない
・夢はどんどん人に伝えよう

SHEでのお約束ごと

「私なんて」は何があっても口にしない、自分を大切にすること。他人任せにせず自分から動いていくこと。思ったこと、感じたことは、ちゃんと言葉にして伝えていくこと。自分なりにできるようになりました。これからもずっと、実践していきます。

4.かけがえのない出会いの数々

  1. 同い年シーメイトさんとの繋がり
    お話ししたのは一度でしたが、Twitterでご活躍をいつも拝見していて、陰ながら応援しています。行動量が多くて努力家な方が多いので、刺激をもらいますし、私も何か成し遂げられるのではないかと勇気づけられます。

  2. 公務員シーメイトさんとの繋がり
    「こんな恵まれた環境から離れたいなんて、おかしいのではないか?」と悩んでいた私にとって、同じように悩んでいる方との出会いは、心の拠り所でした。転職された方、公務員を続けながら道を切り開いている方、尊敬する方ばかりです。

  3. サキさんとのキャリア1on1
    入会当初から憧れていたサキさんとお話できて夢のようでした。あの時はまだ方向性が定まっていませんでしたが、あの日確実にギアが上がりました。Twitterでも温かく見守ってくださり、優しく背中を押してくださるので感謝の気持ちでいっぱいです。

  4. いっぽさんのコーチング、ブランディング添削
    最後の最後で、いっぽさんのコーチングを受けることができました。柔らかく包み込んでくださるお人柄。揺るぎない信念と情熱と愛に溢れる方で、一層尊敬が止まらなくなりました。いっぽさんが問いかけてくださったように、優しく明るくセルフコーチングを続けていきます。

  5. コーチングでのシーメイトさんとの出会い
    人前で発表することが苦手な私でしたが、いつも前向きなフィードバックをくださるので安心して発言ができていました。今もTwitterでお見掛けすると嬉しくなります。特に印象に残っているのは、興味が定まらずどれも中途半端で自信をなくしていた時期に、「SHElikesの理想的な使い方ですね!」と声をかけてくださった方です。本当にありがたかったです。

5.コーチングでの大切な気づき

先にも登場しましたが、コーチングでの気づきは本当に多かったです。

・憧れの人を書き出して、自分の価値観と向き合えた
・毎月目標を立てて、それを宣言して応援してもらえるのでがんばれた
・自分の考えを発表して温かく受け止めてもらえる安心感
・コーチの方やシーメイトさんからフィードバックを頂けた

……などなど、枚挙に暇がありません。昨日の恵里さんのスピーチでも「あなたが心の底からワクワクするゴールを決める」というお話がありました。コーチングで行うワークはまさに、ゴールを書き出して目標を立て、計画に落とし込み叶えていくもの。SHElikesの根幹にコーチングがあることを実感しました。

6.身につけたスキルを振り返る

  1. マーケティング
    卒業制作まで取り組んだマーケティングは、私の世界を大きく広げてくれました。今までまったく縁がなかったマーケティング用語に触れ、実際に企業分析をして、そのおもしろさ奥深さに気づきました。これから先の実務でもきっと役立つと思います。

  2. ブランディング
    いちばん自分に合っているなと思ったブランディング。阿部成美さんと、いっぽさんの愛に溢れるご指導は一生忘れません……!「サービスを届けたい相手と両想いになる」という考え方が温かく、今まで商売に抱いていたイメージがガラリと変わりました。

    いちばんワクワクした提出課題がMy Brand Compassで、実際に作りたいサービスを本気で考えました。これを実現させるため、技術力をつけます!今後の生活や仕事にも活用できるワークシートで、これを使ったらどんなに大変なことでも、楽しくなる魔法をかけられそうです。

  3. ライティング
    私に自信をつけてくれたライティング。コンペではありがたいことに2度も入賞させていただき、相手に届く文章の書き方を学びました。好き&得意と自覚できたのは、温かいフィードバックをいただけたおかげです。胸を張って得意だと言えるよう、これからも精進していきたいです。

7.特にお礼を伝えたいイベント

  1. 山田智恵さんのミーニングノート
    もう10ヶ月以上、毎日続けています。このノートのおかげで自分のことを大切にできるようになり、人生の大きな決断ができ、チャンスの神様の前髪を掴めるようになりました。

  2. オア明奈さんのライフログ
    ミーニングノートの毎日・毎週の振り返りを参考にしながら、月末に続けています。今まで無理に「自己肯定」しようとしていましたが、今まで歩んできた「人生を肯定すること」なら、自然とできました。この発想に気づかせてくれて感謝しています。

  3. 阿部広太郎さんのコピーライティング
    阿部さんのお言葉は一つひとつが宝石のようで、どれも逃しがたくメモの走り書きが止まらなくなります。言葉と真摯に向き合うこと、言葉を積極的に解釈すること。言葉を大切にする習慣をつけられたのは阿部さんのおかげです。

8.新しい一歩をここで宣言します

昨日のアワードで「最も誰かを勇気づけた挑戦者」に選ばれた いっぽさんに続くため、心の底からワクワクするゴールを宣言させてください。

恵里さんが「私がSHEを体現する人になります」と仰っていました。このお話を伺って、気づきました。私も、自ら体現できる人になりたかったのだということに。

  • 前職で直面した女性の雇用環境の深刻さ

  • マイノリティの方が働きづらい社会をなんとかしたい

  • 「私なんか」と思って能力を活かせないのは、もったいない

エンジニアの中で女性は、まだまだマイノリティな存在です。ですが、エンジニアのスキルと働き方と収入を手に入れたら、今よりもっと幸せになれる女性は少なくないはずです。

私は、マイノリティと言われる環境に敢えて飛び込み、そこからマイノリティの方々が働きやすい世の中をつくることに関わりたい。何らかの理由で自信をなくしている方を、エンパワメントできる存在になりたい。

いろいろな方に今まで頂いたご恩以上の形で、お返ししていきたい。本気でそう思っています。道のりはまだまだ長い。今日からまた、一歩ずつ地道に積み重ねて進んでいきます。

おわりに

退会直前に受講したコピーライティングコースで、そもそもSHElikesとは何か?を改めて考える機会がありました。私が考えたコピーはこちら。

「私」を好きになれる生き方と、夢を叶える仲間に出会える場所。

SHElikesは、キャリアについて真剣に考える人が集まる場所。自分や周りが決めた枠にとらわれていた人が、自分の人生と改めて向き合い努力しています。夢を夢のままにせず、宣言して行動できる仲間に出会える場所です。

最後に、SHElikesに関わるすべての方々に心から感謝申しあげたいと思います。長文をお読みくださり、本当にありがとうございました。