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漢字の学習って何を目的にするかで学習方法って全然違うよね

今目の前で2年次女が漢字の勉強をしています。
漢字を学ぶゴールって何でしょう?
小学校の宿題を見てると、その形を書けるようになることをゴールにしてる?と思うほど、同じ漢字を書かせる。

それは定着に時間がかかるお子さんにも、呑み込みのよいお子さんにも悪手だよね?と思わずにはいられません。
定着に時間がかかる子どもは、情報を点で覚えてもそれをつなげることも苦手というお子さんの割合は高いなと感じます。意味は何度もしないので曖昧なまま。使い方もろくに知らないまま繰り返すのは意味もルールもあいまいな状態で英単語を覚えるようなものです。

すぐに定着する子には同じ作業は苦行であり、作業でしかありません。

私は漢字を学ぶ目的は
「使えるようになること」
「読んで意味が分かること」だと思っています。
さらに次女の場合は
「定着に時間がかかる」という事情も入ってきます。

ちなみに次女が今している勉強ですが、
彼女には長女の方法は使えませんでした。
長女の方法は、以前国語の先生が考えてくださったんですが、
これを全国の学校でやればいいのに!!と思うほど目的と手段があったものでした(いつか許可が出たら紹介したい・・・)
けれど、次女には少しハードルが高い。

ということで今次女がやっているのは、
「出口先生の頭がよくなるかん字」です。
これは
・漢字の書き方を見て、まずは書けるようにする
・文章を読んで複数あるカタナカのどれを選択したらどういう熟語になるかを考えながら問題を解く。
・文節をどう繋げたら文章として成り立つかや、単語や熟語の意味を調べながら、漢字の問題を解く

という3ステップになっています。

さらに最後は母による訓読み音読みの確認付き。

最初は学校の繰り返しの問題集ばかりしていた次女ですが、
意味も分からず漢字をただ真似して繰り返して書いてるだけの状態に気が付きました。
次女のタイプにしてみたら形を覚えるという意味で、これくらいならむしろやった方がいい様子だったけれど
それだけじゃ足りないということでこの問題集を導入しました。

次女の母校が宿題がすごく少なかったというのもあります。

続けて数か月。
最初は大抵抗をしていた次女ですが、繰り返しどうして必要なのか
やってみてどう変わったかをお互い話し合う中で
せっかく覚えても使えないのは勿体ないということを理解しました。
また最近だと「音読み」と「訓読み」の使いどころの区別が分かっていないというのも発覚し、定着するまで「ここは熟語だからどちらの読み方になる?」といった形で確認しています。
また辞書を引くこともかなりスムーズになり目的に合わせて調べる媒体を変えるようになってきました。

「めっちゃ疲れるし、頭使うーーーー!」と言いながらも
彼女は必要性を理解したからこそ、感情的になることもなく、
楽しそうに面倒くさがらず問題や辞書に取り組んでいます。

自分でペースを進められる自由を用意しているのもいいんだろうなと思います。

私はそれぞれの特性を理解することには大賛成ですし、
その子の得意を認め、そちらに力を入れて伸ばすのも大賛成です。

けれどだからといって苦手な分野の努力を全くさせない、
嫌な思いはただただ優しく受け止めるばかりも違うように思っていました。

次女は確かに関係性を理解したり、覚えたり、その後定着させたりが
時間がかかる方ですが、
次女に合った学習方法を一緒に探してあげることで色んな壁をクリアしてきました。

通常の学習方法だと自力だと高すぎるハードルと感じる場合に
そこを補う方法を一緒に考え、軌道にのるまでは一緒にゆっくり伴奏することを意識しています。

と書きつつですが、今はまだまだ小刻みすぎるステップなんですけどね。。

★★★

次「ねえ、ママ、朝ショクにたまごはいかがですかってあるんだけど、
  あさしょくって何?」

母「漢字をくっつけて熟語にするときは漢字は音読みと訓読みどっちだ
  っけ?」
次「あ!音読みだったー」
母「あさって音読み?」
次「違う!あれ音読みって何だっけ?」
母「どうしたらいいと思う?」
次「あ、さっき調べたところに何か書いてあった!もう一度調べてみる」
次「分かった、ちょうだ。チョウショクだー!ショクは食べるだ!
  そうか、朝食にゆで卵はどう?って事なんだね」

母「そうそう(^^♪ ちなみに朝はチョウショク、昼は?」
次「えっとね、、、何だっけ?。調べる・・・わかった!チュウショク!」
母「夜ごはんは?」
次「それは分かる夕食!そうか、チョウショク、チュウショク、ユウショクなんだね。」

みたいな感じす。

けど答ではなく、やり方を学んでもらっているので、
しばらくしたら彼女は自分で羽ばたいていけるような気がしています(^^



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