とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話　　【漫画レビュー】

ネットを騒がせたこの作品。

ツイッター等で大きく話題になっており、その流れのままの出版、そしてそこに反論するメディアもあったり、リアルタイムで大きな反響のあった作品であることは間違いないでしょう。

タイトルの通り、「新人漫画家」とその編集の間に起こるトラブルの暴露本です。

これが話題になったのは、編集者に無償で色紙1万枚描かされたり、毎回予定をすっぽかされたり内容的にもなかなか酷い話だったこと。前述したようにインターネットでの拡散によって拍車がかかったことと、あとは知っている人が見ればすぐに人物を特定できるレベルのものだったということも油を注いだことでしょう。

加えるなれば、文字は多いものの漫画として読みやすく、読み物としては楽しく読めたこと。などがあると思います。

編集の人間性（性格というよりも最早これはＡＤＨＤの類なのでは・・）と、漫画家さんの相性が致命的に良くなかったのがもめた最大の原因なのかと。個人的には漫画家さんが真っ白かと言えば、どうもそうとも言い切れないのではないか、とも思って読みました。

これが出たからといってきっと何が変わるわけでもないでしょうし、漫画家さん自体も、いくらでも発表する場所はあるでしょう。ただ、とてもネット時代というかＳＮＳ時代らしい、出方をした作品です。