見出し画像

【後追い型?】久々に一斉製作やってみた話

前回のnoteでは自由製作!自由製作!ってあれだけ熱弁しました。※他のnoteも書いてたけど途中で放置状態

 あれから一ヶ月も経たずして、色々な大人の事情やら、子どもの事情を考慮した結果、久々に一斉の製作活動をやりました。

まず完成見本だけ置いておいて

「説明なんかなくても作れるよ。って人はもう始めていいよー。説明がいる人は後の人が追いつくまで待っててね」

とだけ伝えて、僕は最後尾に位置する子と一緒に進んでいく後追いスタイルでやってみたんだけど、これもまた面白い。

分かる子は自分で考えてどんどん進んでいき、それがいい具合に他の子の手本となって分からなくなった子は分かる子に聞いたり、やり方を盗んで追従していく。

どんどん進んでいる子の方法が別れたときは、お互いの方法をピックアップして方法は一つじゃない事を知らせ、その方法でどんな違いが出るかの議論を投げかける。

「へーそんな風に考えてたんだ。なるほどなぁ」の精神でどちらが優位とかは決めない。

段々と先生の力なんか頼らなくても自分で出来るし!という空気感がクラスに

友達を見ながら完成にたどり着いた子が、最後尾の子の世話をしたがるので、後は任せて終了

何だよー。先生いらないじゃん

って伝えたらすっごい得意気になってた笑


従来(?)の保育士先行型だと自分で進める子をにとって保育士が「勝手に進まないで」ってブレーキとなってしまう気がするから、むしろそういう子は、上限のキャップを取り除いたほうがいい。失敗してもやり直せる材料を確保しとけばいいし、そのまま修正する方法を考える機会となった方が"成功ではないけど成長には繋がる"

反対に遅れがちの子は、しっかりと必要な時に保育士の支援を受けられるし、何より先に進んでくれる子が手本となってくれ、その方法も一つではないので、目指す方向は同じ中で方法は多様にあるという事を見ることができる。そしてその中でどの方法で行うのかを考え選択する。という思考が自然に発生する。この思考はこの層の子どもにこそ必要な経験なのではないかと思う。

つまり、自由製作もいいけど、ガッツリそこに進めない方、このやり方もオススメだよ。って話

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?